Aちゃん(生後10か月、男児)は、
先天性心疾患のため手術を受けた。Aちゃんの体重の変化を図に示す。手術後から現在までの体重の変化に対する評価で適切なのはどれか。
1→手術後、一時的に標準よりも著しく体重が減少しているが現在の体重は50%タイル上のため、Aちゃんは標準的な体重である。
2→パーセンタイルとは測定値が小さいほから数えて、100番中の何番目にあたるかを示す方法である。
Aちゃんの現在の体重は50%タイル上のため、標準的な体重である。
3→現在は
標準体重であるが、手術の前後では一時的に標準的な体重増加から逸脱している。
4→特定の器官・機能の成長発達には重要な時期(
臨界期)がある。
臨界期に起きた疾病や環境の変化などの刺激は、その後の発達に重要な影響を及ぼすが、子どもの成長発達の段階では、なんらかの障害が起こっても回復が可能である。
臨界期以外の時期に、疾病などの障害があって一時的に成長が妨げられても、その状況が改善されると、体重や身長が急速に追いつくことを
キャッチアップ現象という。