1→発災後3~7日は、災害による心理的ストレスによって
急性ストレス障害が強く現れる時期で頭痛や嘔気、
高血圧などの身体症状が比較的強く現れる。時間の経過とともに反応は弱まっていく。また、この異常な反応が弱まらず1か月以上続くときは、
心的外傷後ストレス障害(
PTSD)となる。
2→発災後2週~1か月は不眠やイライラなどの精神症状が現れやすい。これらの症状は2日~1か月以内で治まることが多い。
3→災害による心理的ストレスによって、すぐに起こる異常を
急性ストレス障害という。これらの症状が1か月以上続く場合は
心的外傷後ストレス障害(
PTSD)と診断され、発災後半年~3年が経ってから現れることもある。
4→発災後4年目以降も
PTSDが継続することはあるが、心理的ストレスが身体反応として最も強く現れる時期ではない。