思春期の子どもの親に対する行動の特徴で適切なのはどれか。
1→
思春期の時期は、親からの心理的独立の時期で、今まで絶対的な権威であった親に対して、批判的になり、反抗や反発が見られるようになる。これを第二反抗期といい、親から自立したい欲求が高まるため干渉を嫌うようになる。
この時期に、親の理解不足や権威の押し付けがあると、それを干渉やプライバシーの侵害と感じ、親子関係が悪化する。
2→母親などの依存対象者との物理的・心理的分離に伴う不安のことを
分離不安といい、 乳幼児期にみられる特徴で生後6~7か月ごろに見られる。
3→
思春期は、親との愛着よりも友人関係が大きな位置を占める。この時期は、大人の存在そのものに不信感をいだき、本音とたてまえを使い分けたりする時期であり、親には秘密を打ち明けなくなる為、親への秘密が増える時期である。
4→
乳児期に母親への愛着を形成すると、幼児期に親からの助言を素直に聞けるようになり、生活習慣の自律を獲得に繋がる。
思春期は第二反抗期と呼ばれる時期であり、親から自立したいと思うため、親の意見に反発しやすくなる。