1→暴力を受けた医療従事者は「被害者」であり、責任を取る立場ではありません。学校でいじめを受けた生徒に「あなたが悪い」と言うのが間違っているのと同じです。安全を守るために病院全体で対策を考える必要があります。
2→たとえ患者さんに薬を飲ませる前に気づいても、それは「ヒヤリとした体験=ヒヤリ・ハット」です。学校でいえば「もう少しで赤点をつけ間違えるところだった」というような出来事も報告することで、次のミスを防げます。だから必ず報告が必要です。
3→これは正しいです。たとえば、薬の量を間違えて患者さんに害が出た場合、それは「医療過誤」と呼ばれます。事故の原因が医療側の過失にあるときに使う言葉です。
4→報告はできるだけ早くすることが大切です。学校のトラブルでも「すぐ先生に報告」しないと対応が遅れるのと同じで、病院も早く情報を共有しないと再発の危険が高まります。数日後では遅すぎます。