1→この対応は、第三者に対して患者さんの個人情報を問い合わせることになり、患者のプライバシー保護の観点から問題があります。また、用件を聞くこと自体、患者さんの情報(今、電話に出られる状況にあるかどうかなど)を提供することにつながりかねません。
2→この対応をとることは、電話の相手が本当に患者さんの親族であると確認できない状態で個人情報を提供することになるため、適切ではありません。患者さんの同意なく第三者との通話を許可することは、患者さんのプライバシーを侵害する行為になります。
3→これも相手が本当に親族であるかの確認が取れておらず、看護師が電話をするという行為自体が、患者さんが
入院中であることを示唆してしまい、プライバシーの侵害となる可能性があります。また、患者さんに再度電話をかけさせることで、患者さんへの負担を強いることにもなりえます。
4→この対応は、患者さんの個人情報を守る最も適切な対応です。患者さんが
入院している事実を第三者に不用意に漏らさず、プライバシーと安全を保護するための対応と言えます。患者さんの同意がない限り、患者さんの情報は外部に提供すべきではありません。