1→この選択肢は不適切です。出血している際に
仰臥位にすると、血液が
咽頭へ流れることがあります。これにより吐き気や嘔吐を引き起こしたり、誤って
気道に血液が入り込むこともあるため、危険です。出血に対しては、前かがみの姿勢をとらせることが一般的です。
2→ベロックタンポンは、鼻後方の出血に対して使用する方法であり、鼻中隔前方からの出血には適用されません。この方法は、重篤な後鼻血(後方からの出血)に対する対応として行われる場合があります。
3→正解は選択肢3です。キーゼルバッハ部位は、鼻の前方、特に鼻中隔にあり、鼻血の多くがここから出血します。キーゼルバッハ部位を圧迫することにより、出血をコントロールすることができます。圧迫は患者自身に前かがみの姿勢を取らせながら行うことが推奨されます。
4→この選択肢は不適切です。
咽頭に流れ込んだ血液を飲み込むことは、消化管での刺激や不快感を与える原因となり得ます。加えて、大量に血液を飲むことは健康上好ましくありません。実際には、血液を唾とともに吐き出すよう指導するのが一般的です。