Aさん (90歳男性)は要介護3となり、長男 (60歳)と同居することになった。
長男は「親を介護することがこんなに大変だとは思わなかった。 親が衰えてつらいと感じるのは自分だけだろうか」と
訪問看護師に話した。
訪問看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1→
訪問看護師が高齢者の介護方法について説明することは、基礎的な介護技術や知識を提供する上で有用です。しかし、長男が抱えているのは介護による心理的な負担であるため、この問題では最も適切な対応とは言えません。
2→一時的なリフレッシュや息抜きを提供することは介護者のストレス緩和に有効です。ただし、長男が感じているのは継続的な介護に伴う苦悩のようなため、この対応だけでは根本的な解決にはなりません。
3→短期入所サービスを利用することで、長男は自分だけの時間を持つことができ、一時的な緩和を図ることができます。これは有効な解決策の一つですが、長男が感じている長期的な不安感や孤独感に対して直接的な支援を行う訳ではありません。
4→他の介護者との交流は介護に伴う孤独感を軽減し、共通の悩みを共有することで心理的なサポートを提供できます。長男が介護の大変さや親の衰えについて理解を求めている点を考慮すると、同じような状況にある介護者との交流は、心理的負担を軽減する効果的な手段です。したがって、選択肢4が正解です。