親の付き添いなしで入院している2歳児。入院当初は号泣し、介助しても食事を受け付けなかった。入院が長期になるにつれ周囲に関心を示し、看護師の世話を受け入れるようになった。子どもの反応の
アセスメントで誤っているのはどれか。
1→2歳児であれば親との
分離不安が強い時期である。
分離直後は号泣し、分離されたことに対して激しく抗議をする。
2→
分離不安には3つの段階があるが、食事を受け付けないなど親以外からのケアを拒むのは、第2段階の落胆の段階に当たる。
看護師からの働きかけに対して元気がなく、食事を受け付けない、などは分離に対する抗議と考えられる。
3→周囲に関心を示すようになったとしても、親の存在は子供にとって不可欠であるため、面会は重要である。
4→看護師のケアを受け入れるようになるのは、
分離不安の第3段階に当たり、あきらめの段階である。
ケアを受け入れるようになるが、分離のストレスが解消されたわけではないため、親が面会に来ても関心を示さなくなるなど、感情面の観察とケアに注意が必要な状態である。