1→生後3か月は穴の空いたガラガラなど指がかかるおもちゃを握り始める頃である。スプーンが握れるようになるのは4か月を過ぎてからであり、持つことができるようになるのは7か月を過ぎてから、扱えるようになるのは1歳半頃からである。
2→1歳は歩き始めたばかりの時期であり、1歳で発達遅滞を疑う情報ではない。スキップを発達遅滞の情報とできるのは5歳以降である。ただし、スキップができるできないは性格など個人差が大きいため、慎重に経過をみていく必要がある。
3→3歳では自分の名前をしっかり言えるようになる頃であり、通常、両親や兄弟の名前を言えるようになるのは4歳から5歳である。ただし、両親が自分の名前を教えず、「パパ、ママ」のみで教えてしまうのを続けると、4歳、5歳になっても言えない。
4→3歳でどちらが長い線かを認識できるようになるため、3歳児健診で検査が行われる。3歳ではまだ個人差が大きく、緊張などにより答えられないこともあるため、その場合は経過を注意してみていくこととなる。しかし、5歳になると確実に認識できる検査であり、どちらが長い線かを認識できない場合は知的発達遅滞を疑う必要がある。