1→
インシデントレポートの書式は、一定のガイドラインに基づいて構成されることが一般的ですが、必ずしも法令で統一された形式となっているわけではありません。医療機関によって若干の違いがある場合もあります。
2→正解です。
インシデントレポートは、責任を追及するためのものではなく、同じような
インシデントやアクシデントを未然に防ぐための学びとして活用されます。組織としてのシステムや運用の問題点を改善することが目的です。
3→
インシデントが発生した場合には、可能な限り早期にレポートを提出し、情報を共有することが重要です。1か月後ではなく、原則として
インシデント発生後すぐに報告することが望ましいです。
4→正解です。
インシデントレポートの分析結果は、医師、看護師、
薬剤師などの他職種を含めた組織全体で共有することが最善です。こうすることで、同じミスを繰り返さず、より高いレベルでの対策を組織全体で共有し、患者安全を向上させることができます。
5→誤りです。
インシデントレポートは、実際に患者への影響が出る前に誤りを発見した「ニアミス」を含むあらゆる
インシデントを報告することが求められています。ニアミスの報告によって、将来的なリスクを減少させることにつながるからです。