1→
緩和ケアにおいて症状の緩和が中心であり、ほとんどの場合、疾病の治癒は目標とはしない。
2→
緩和ケアにおいては、余命を延長させるより、どれだけ今を安楽に安らかに過ごせるのかが目標となる。
3→
緩和ケアにおいては
QOL(生活の質)を高めることが目標となる。
WHOは22002年に「
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に同定し、適切な評価と治療によって、苦痛の予防と緩和を行うことで、
QOL(Quality of Life:生活の質) を改善するアプローチである.」と定義している。
4→
緩和ケアにおいては在院日数の短縮は目標とはされていない。患者の
QOL向上のため、長期滞在になる方に在宅療養への移行支援は実施されるケースは多い。