1→バス法は、歯ブラシの毛先を歯軸に対して根尖方向へ45度に傾けて歯肉溝に軽く挿入し、側方に振動させてブラッシングを行う方法である。
バス法は歯周ポケットや歯頸部の
歯垢除去に有効であるが、操作は難しいとされている。
2→スクラブ法は、歯の舌側については毛先を45度に傾けて歯ブラシを当て、頬側は歯ブラシを垂直に当て、側方に動かしてブラッシングする方法である。
一般的によく指導される方法であり、歯面を清掃する目的で実施する。
3→ローリング法は、歯ブラシの先端を歯の根元に向けた状態で、歯肉に当ててから歯冠方向へと回転させる方法である。
歯頸部の
歯垢除去には適しておらず、歯周ポケットの清掃にも適していない。
4→フォーンズ法は、切端咬合にした状態で歯ブラシを垂直に当て、円を描くように動かしてブラッシングする方法である。
歯肉をマッサージすることはできるが、歯間部への効果は少なく、歯周ポケットの清掃にも適していない。