1→鼠径ヘルニアは、腸管がヘルニア嚢に包まれた状態で腹壁から皮下に脱出する外ヘルニアの一種である。
鼠径ヘルニアは、腹壁動
静脈の内側に発生する内鼠径ヘルニアと下腹壁動
静脈の外側に発生する外鼠径ヘルニアに分けられる。
2→鼠径ヘルニアは男性に多く、その比は男女で8:1とされている。
3→鼠径ヘルニアは、腹圧が上昇することによって腹腔内臓器が鼠径部の筋膜や腱膜の隙間から脱出した状態である。
肥満は鼠径ヘルニアのリスク誘因となる。
4→鼠径ヘルニアは自然治癒することはなく、根治には手術療法が必要となる。