Aさん(85歳、女性)。左側の
人工股関節置換術後10日である。日中は看護師の援助によって車椅子でトイレまで行くことは可能であるが、夜間はポータブルトイレを使用している。A さんの夜間の
療養環境を整える上で適切なのはどれか。
1→足元のベッド柵を下げると転落のリスクが発生するため、上げておくほうが良い。
2→着脱しやすいスリッパを使用すると、足元が不安定になるため転倒の危険性を高める。
かかとのある靴などで履きやすいものが望ましい。
3→ポータブルトイレや車椅子は健側に置き、左足を手術したAさんの場合は右側からベッドを降りられるようにしておくのが適切である。
4→オーバーテーブルは可動式のため、移動時につかまると転倒の危険があるので不適切である。