第107回看護師国家試験 午前59

1→自殺の手段がまだ明確になっていない段階は、比較的切迫していないといえる。
本格的に自殺を考えるとその手段を探し始める。

2→自殺念慮とは、死にたいという気持ちがあり、自殺を考えている状況である。とはいえ、その程度には差があり、自殺への計画性が高いほど、切迫した状況といえる。自殺する日を決めているというのは、計画がより具体的であることから、最も切迫した状況だと考えられる。

3→切迫した状況になると、将来について考えることができなくなり「将来の希望が持てない」という発現が目立つようになる。
将来の希望について話が出来ているのであれば、切迫しているとは言えない。

4→自殺を考え始めた人は、手段を検討したり実行する日を検討するなどのサインが出るため、普段通りに生活している様子があるのであれば、状況はそれほど切迫してはいないと考えられる。