1→
エンパワメントとは、個人が内発的な動機を高め、自分自身の力で問題や課題を解決していくことができる社会的技術や能力を獲得すること、または、そのために第三者が環境の整備や必要な資源の提供等の支援を行うことで、その人が本来もつ力を十分引き出せるよう支援することを示す。
医療分野においては、「病気や障害によって力が弱まっている人々が本来の力を発揮できるように支援していく取り組み」とされている。
2→医療者が指示した治療法などを患者が守ることをいう。例として、医師から処方された薬剤を患者が指示に従って服用する等、医療従事者の指示を患者が守る事等をさす。
3→起こる可能性のある問題に対して、事前の対応を管理することを示す。医療においては、転倒転落や誤薬等の
医療事故防止を通じて、医療の質を保証する為の活動をさす。
4→「医療従事者は患者に対して十分な情報を提供し、治療方針において理解、納得の上で同意、選択、あるいは拒否する権利が守られるよう最大限の努力をすべきである」という考え方の事。
具体的には、医療従事者が患者へ提案した医療行為に対して、医療者が患者へ病状や検査結果等を踏まえて充分な情報提供をし、患者自身が納得して同意をし、治療方針を決めていく事をいう。