頭位で出生した直後の先の頭部に腫脹を認めた。腫脹は骨縫合を超え、波動を触れず、数日後に消失した。
出生直後に認められた児頭の腫脹で考えられるのはどれか。
1→出産のときに赤ちゃんの頭が産道で押されて腫れること。頭の骨のつなぎ目を超えて広がり、数日で自然に消える。今回の説明と一致する。正しい。
2→赤ちゃんの頭の骨が少し重なり合って形が変わること。腫れというより骨の形の変化なので違う。
3→頭の骨の膜の下に血がたまるもの。骨のつなぎ目を超えないのが特徴で、治るのに何週間もかかる。今回のケースとは違う。
4→頭の皮膚の下に血がたまって波打つように触れる。重症化することもある。今回のように「波動なし・数日で消える」ものではない。