看護師国家試験で一番気になるところって、一般や状況設定が何点取れていれば合格できるの?というところかと思います。
以前「看護師国家試験の合格率とは?そのラインと推移、合格点について迫ります。」というところで説明をしておりますが、一般・状況は相対評価なので、点数が毎回違います。
なすこちゃん
ただ、過去問を解く時にその年の合格点がわかると、自分が受かっているのかどうか仮にわかるから嬉しいですよね。
なすだ先生
確かにそうだね。よし!今回は過去10年分を振り返って、合格点の推移がどうなってるのか調べてみようか!
ということで、ナースタアプリでは過去10年分の過去問を収録しているので、そこに合わせて合格点をチェックしておきましょう!
過去10年分の合格点について一覧にしてみた!
過去10年分の合格点の一覧
今回必修がのぞいて、一般・状況設定問題の総得点から何点以上で合格するのかを厚生労働省の発表を元にまとめました。
満点が250点に満たないものは、不適切問題で配点に含まれなくなったものですが、数点なので誤差の範囲だと思います。
平均するとおよそ156点となり、ここがベースになりそうです。
なすだ先生
そうなんだけど、見て分かる通り、結構ばらつきがある年度があるんだよね。そこを注意しておきたい。
点数の違い
例えば、第103回と、106回を比べてみるとなんと25点分も乖離しています。
先ほど156点が平均のラインといったのですが、そこと比べても10点以上開きがあります。
なすこちゃん
なんでこんなにズレが出てくるんですか?
過去10年分の合格割合をみれば簡単にわかります。
合格割合
実は合格の点数は毎回開きがあるのですが、合格する割合は一定しているんです。
過去10年を平均化すると、おおよそ90%の合格率であることがわかります。
なすだ先生
ここがすごく大事だよ!受験者が1万人いたら9000人は合格するってことだね!
なすこちゃん
これの何が大事なんですか?
受験者のうち9割のひとが合格する試験だとしたら、何点取れたかというよりは、全体の内自分の点数が上位何割に入っているかが重要なんです。
極端な例だけど、その年の試験がすごく簡単で、例え170点取れてても、下位10%以下に入ってしまうと合格しない可能性が出てきます。
なすこちゃん
なるほど〜。だから点数だけを見ても意味がないんですね。
なすだ先生
過去問で模試を個人でやるときはもちろん参考になるけど、模試などの点数は少なくなるかもね。取れた点数よりも、どの順位に自分がいるかの方が大切だね。
もちろん必修は除いてですが、一般問題は特に点数を意識するよりも、周りの点数と比較して自分がどこにいるのかを客観的に見ていくと不安も少なくなっています。
点数が取れるに越したことはないので、取れる分にはどんどんと取っていきましょう。
問題が難しくてもあせらない。実力を出すことが大事。
難易度と点数の関係。
大切なのでもう一度復習の意味でおさらいです。
難しい問題が国試本番で出ても、みんな解けなければ自然と全体的な点数は減っていき、反対に簡単であれば、平均点は上がっていきます。
だからもし本番で、めちゃくちゃ難しいと感じても、まずは落ち着いて「自分のペースで解くこと」を意識してください。
自分だけが苦手で、自分だけが点数が取れない。という状況が0とは言い切れませんが、難易度が全体的に高ければ点数は落ち着いてきます。
こればかりは調整が難しいので、落ち着いて落とさなくて住む問題を安定して解くことが大切です。
なすだ先生
合格ラインが難易度によって変わることをしっかりと知っていれば落ち着いて解けるよ。
なすこちゃん
例え本当に難しかったとしても、焦って簡単な問題を落としちゃってもだめですもんね。
そういうことです。論理的に理解しておくことが重要なのです。
一般状況設定問題は何点取れば合格ということはない。
合格基準ライン
どうしても何点取れば良いかが不安になる人は、過去10年を考えると150〜170点で推移しているのは確かです。
そのため、まずは過去問を解いて180点以上を目指すことを目標にしてみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介してきた内容は、あくまでも絶対的な評価ではないので、確実とは言えませんが、過去の結果を見ていくと大体の予想はできます。
なすこちゃん
いや、本当にわかりやすくて、理解ができました。
なすだ先生
今日のところは結構大事だから、しっかりと覚えておいてね。特に模試で点数が低かったときなんかは、周りと比較してどうかが重要だよ。
それではぜひ、参考にしてみてください。
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