前回紹介した「国試配点」をチェックしてもらったら、次に考えておきたいのが、合格の基準について!
配点割合のところでも紹介しているけど、そこを一歩踏み込んで紹介したいと思います。
なすこちゃん
それすごい助かります!必修8割はなんとなくわかるんですが、それ以外のところって何点取れば良いの?って感じなんですよね。
なすだ先生
了解!国試勉強を始めるために、目標が必要だよね。その基準になるのが合格ライン。絶対に知っておこうね!
今回ご紹介するのは、ナースタ調による合格基準と合格推移ラインについて、毎年の傾向を元に算出してみました。
※あくまでも予想ラインですので、合格を保障するものではありません。
看護師国家試験の合格基準はこれ!何点取れば良い?
なすだ先生
まずはわかりやすい合格基準から。ちょっと難しいことが出てくるけど、理解すれば簡単だよ。
なすこちゃん
ありがとうございます!
絶対基準とは?必修問題8割をクリア!
看護師国家試験は「絶対基準」と「相対基準」という2つの基準をクリアすることで合格=資格がもらえる。ということになります。
その中の絶対基準というのは、この点数を異常を取らないと落ちてしまうよというラインのことで、看護師国家試験においては、「必修問題」のことを指します。
なすこちゃん
それは聞いたことあります!落とすとまずいやつです!
なすだ先生
そうだね!必修問題は例年通りで行くと50問出題され、8割以上でクリアとなるよ。
8割以上の点数を取らないと絶対合格できないという基準だから「絶対基準」と呼びます。
なすだ先生
これが侮れないから注意だよね!
はっきり言って、必修落ちの人は結構います。一般や状況設定がしっかりと点数が取れているのに、必修が1点取れないことで、落ちてしまうめちゃくやしい人がいます。
なすこちゃん
それすごく嫌ですね。必修問題を落とさないようにしなくては。
相対基準!7割点数が取れれば安全圏か?
さらにそのほかの問題については、毎年全体の点数を相対的に比較して合格点が決まります。
毎年何人を合格するかは微妙に変わっていきます。
なすだ先生
これはいわゆる「一般問題」や「状況設定問題」と言われる部分だね。
これは正解率(得点率)に置き換えると、近年は大体60%〜70%の間で落ち着くことが多いです。
つまり、一般や状況設定は、この割合以上を目指すことになるので、250点満点とすると150〜170点以上を狙っていくことになります。
なすだ先生
だけどこれはあくまでも目安。合格点数は試験の難易度や受験者の能力によって毎年変わってきます。なので、本当に目指すべきところは次の合格割合のところなんだ。
合格率は実は90%。合格ラインの推移はほとんど変わらない。
先ほどの合格基準は、まず目指すべき絶対的な目標であることはそうなのですが、ここで焦らずに看護師国家試験の合格率に注目してみましょう。
合格率に関してはここ10年で88%〜91%に落ち着いております。
なすだ先生
これは何を意味するかというと「受けた人の中から9割は受かる。」ということになるんだよね。
つまり相対基準の問題に関しては、下から10%の足切りにかからないように目指していくということになります。
これを人数に置き換えると10人に1人の計算になります。
こういうように人に置き換え、9割くらいの人が受かる試験。と考えるときちんと勉強しておけば、落ちにくい試験と言えます。
これを人数に置き換えると10人に1人の計算になります。
なすこちゃん
合格率だけでみるとちょっと気持ちが落ち着くけど、10%に入らないように勉強するって思うと、身が引き締まります!
これがすごく大事なポイントだよ!国試を怖がらないように受験する方法!漠然と不安になっている人は、まずは自分がとるべき点数を意識すること!
合格するための勉強方法について。
最後に合格基準のまとめとそれに向けた勉強方法についてご紹介します。
勉強、試験をうけるに当たって大切なのが「必修8割」「一般7割後半」の点数をとることが目標となります。
なすだ先生
目標が決まれば、過去問や模試を受けるときに、どのくらいの点数を自分が取れていれば安心かがわかるからね。
過去問を何も見ずに解き、まずこの2つの基準をパスすることが目標の一つになります。
問題一つだけを解けても看護師国家試験は意味がありません。
すべての問題を解いた時に、どれだけの点数が取れるのかが大切なのです。
なすこちゃん
なす田先生の話はわかりやすくて助かります!
なすだ先生
だけどきちんと勉強もしないとダメだよ!
ということで、今回は看護師国家試験の合格基準、合格率についてでした。
看護師国家試験に向け、しっかりと把握しておきましょう!
なすだ先生(@nursta_nasuda)は、インスタグラムでも国試対策・実習対策を発信中!
\こちらも忘れないように!/
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