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褥瘡評価!「DESIGN-R2020」を認定看護師から学ぼう!

皮膚排泄ケアの特定認定看護師に学ぶ デザインR

 

nasuda

なすだ先生

今回は褥瘡の評価に有用な「DESIGN-R2020」について、皮膚排泄ケアの特定認定看護師のmasami先生(@mens_wocn)に教えてもらえてもらいます!

先生よろしくお願いします!

masami

masami先生

これ褥瘡の分野ではかなり重要な分野なので、ぜひ覚えて帰って欲しい項目です!

まずは褥瘡とは?という基本的なところから、こちらの動画をご覧ください!

 

褥瘡評価のもっと具体的に知りたい人は、ナースタシティアプリから1セミナー650円で、見放題になるのでぜひチェックしてみよう!。

 動画セミナーをスマホで見たい人はこちら!

masami

masami先生

僕の力作なので、ぜひ褥瘡の初めての学びにしてください!

 

目次

DESIGN-R2020の特徴

DESIGN-R2020とは

 

DESIGNは日本褥瘡学会学術教育委員会が開発した褥瘡状態判定スケールで、2002年に日本褥瘡学会が発表しました。

開発の目的は、褥瘡の重症度を分類し、治癒過程を数量化することです。

 

 

nasuda

なすだ先生

褥瘡の重症度を 軽度=小文字、重度=大文字と評価しやすいのは、従来の特徴ですね!

 

masami

 

masami先生

DESIGN-R2020の大きな変更点はDTIと、炎症のクリティカルコロナイゼーションの追加です。 詳細はD:深さ、Iの炎症で示します

 

褥瘡の重症度が一目で評価

重症度の評価表

 

nasuko

なすこちゃん

DDTI-e0s8I3CG6N3p0:20 ? ……数字ばかり

 

masami

masami先生

「評価対象」「点数」「重症度」をひとつずつ見よう

 

 

nasuda

なすだ先生

記事を最後まで読むと、「DESIGN-R2020」に詳しくなります

記載のポイント

良くある間違い

 

「DESIGN-R2020」の書き方で、間違いやすいポイントがあります。

  1. 評価対象の「D(深さ)」の後にハイフン(-)を入れ忘れる。
  2. 合計点数の前にイコール(=)を入れてしまう。正しくはコロン(:)

masami

masami先生

どちらも良くある間違いです。気をつけましょう!

nasuko

なすこちゃん

ハイフンとコロンですね!

深さの評価(Depth)

 

深さの評価(Depth)

図の赤枠で囲われた「深部損傷褥瘡(DTI)疑い」が、「DESIGN-R2020」で新しく追加された項目です。

nasuko

なすこちゃん

Dは合計点数に含まれないって、本当ですか?

 

masami

masami先生

その通り! 重症度の改善の目安にならないため含みません。もし深さの判定で真皮層か、皮下組織か 迷うこともあれば、真皮層までの深さであれば「毛包」が存在しますので、毛穴が有るか無いかで判定するのも一つの手です。

滲出液の評価(Exudate)

 

滲出液の評価(Exudat)

 

masami

masami先生

滲出液の評価は「ガーゼの交換回数」よりも「滲出液の量」です!

 

滲出液は「ガーゼの交換回数」で評価をしてしまうケースが多いですが、実は「滲出液の量」で評価をします。

少量はガーゼ1/4、中等量ガーゼ3/4、多量はガーゼ全体に滲出液があるかを評価します。

 

そのため、多量にある場合は1回/日交換でも評価はE6です。

「滲出液の量」で評価すると、 「次回からのガーゼ交換回数は2回/日が良い」というアセスメントに繋がります。

大きさの評価(Size)

大きさの評価(Size)

 

nasuko

なすこちゃん

一番長い径なのに「短径」?

masami

masami先生

短径は完全に円ではない物を計るときの考え方ですね!

褥瘡は必ずきれいな円形ではありません。

「短径」は一番長い径(長径)に対して、90度に計ると一番長くなる径のことを指します。

 

評価のポイントは

  1. 長径の計測
  2. 長径に直交する最大径(短径)の計測
  3. 「長径」×「短径」を0~15で評価する

 

nasuko

なすこちゃん

短径って短いって意味じゃなかったんですね!

炎症・感染の評価(Infammation/Infection)

 

炎症/感染の評価(Inflammation/Infection)

masami

masami先生

バイオフィルムの除去が大切です!

DESIGN-R2020で「3C」が追加されました。 3Cの「C」はCritical Colonizationの頭文字から来ています。

Critical Colonization(臨界的定着)は感染の1歩手前で、表面にバイオフィルムという層が出来ています。 その為、洗浄や外科的デブリードマンを行いバイオフィルムを徹底的に除去する様なケアを行う事が重要となります。

肉芽形成の評価(Granulation)

肉芽形成の評価(Granulation)

nasuko

なすこちゃん

肉芽の色調は判断が難しいですよね

masami

masami先生

良性は「牛肉色」不良は「豚肉色」と覚えると分かりやすい!

イメージがわくものを基準にすると、違いが分かり肉芽組織の評価が簡単になると思いますので、是非覚えてみて下さい。

壊死組織の評価(Necotic tissue)

壊死組織の評価(Necrotic tissue)

masami

masami先生

壊死組織は硬いか、柔らかいかで評価するので、比較的評価が行いやすいと思います

 褥瘡保有者の全身状態を評価して、外科的デブリードマンが適応であれば、医師又は特定看護師等と連携し、外科的デブリードマンを行うのも良いです。 その他にも壊死組織を軟膏で治療する場合もあると思います。

その場合、一例ですが壊死組織が固く、滲出液が少ない場合はゲーベンクリーム1% 壊死組織が柔らかく、滲出液が多い場合はカデックス軟膏0.9%と使い分けるという視点も大切です。

 

ポケットの評価(Pocket)

ポケットの評価(Pocket)

nasuko

なすこちゃん

褥瘡のポケットは計測が難しい

masami

masami先生

褥瘡専用の計測器「Pライト」という器具がありますよ

褥瘡専用の計測器が無い施設では、患者の疼痛状況に応じて、綿棒を使用する事もあります。

綿棒をポケットに入れ、奥まで入ったら、綿棒の先の所の皮膚に印を付けて計測する方法です。

 

nasuko

なすこちゃん

褥瘡の評価方法がわかりました!

masami

masami先生

「DESIGN-R2020」を明日からの看護に活かしてください。 お疲れさまでした!

褥瘡評価のDESIGN-R2020基礎を学べるセミナー

masami先生(@mens_wocn)には、ナースタシティにて、DESIGN-R2020を初め、褥瘡の基本、軟膏選択、褥瘡のケアについて、セミナーを行っていただきました!

今回のDESIGN-Rの説明も、画像・解説付きでしっかりと説明してもらっているので、ぜひご覧になってみてください!

また、ナースタシティは定期的に無料セミナーを開催しています。

しかも、そのセミナーに参加すると、通常650円のアーカイブが無料!

今回のDESIGN-R2020を含む「0から始める褥瘡セミナー」ももともと無料なんです!

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