デイサービスで働きたい看護師さん！役割や仕事内容を解説。

デイサービスとは？看護師の役割

デイサービスとは？

デイサービスは、正式名称を「通所介護」といいます。

介護保険において、要支援1～2または要介護1～5の認定を受けている高齢者が自宅から日帰りで通うサービスです。

・利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送れるような支援
・自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消
・心身機能の維持
・家族の介護の負担軽減

入浴、食事、排泄などの介護や簡単な機能訓練を行ったり、レクリエーションや季節の行事を行うデイサービスもあります。

一人での外出が困難になり自宅に閉じこもりがちになってしまう高齢者にとって、人と交流する場として機能するほか、不足しがちな栄養をしっかり摂ることができます。

デイサービス看護師の役割

デイサービスの利用定員数が11名以上の場合は看護師または准看護師の配置が求められており、看護職員は利用者の健康状態を専門的な視点で確認し、必要に応じたケアを提供するといった役割を担います。

・健康管理、医療ケアの提供、介護士のサポート、緊急時の対応
・医療的な視点を持ち、利用者の健康状態を観察した上で専門的なケアを提供
・食事や入浴の介助などの日常生活の援助
・利用者とその家族に安心感を与え、提供できる介護サービスの質の向上に貢献

また、デイサービスには「1日型デイサービス」や「半日型デイサービス」があり、それぞれの特徴を把握した上で、その専門性を発揮することを求められます。

「1日型デイサービス」は日中を通して運営するデイサービスの形態を指します。

午前9時から午後5時までの日中の介護サービスを提供（施設による）
看護職員は主に利用者の健康管理と介護職員のサポート

「半日型デイサービス」は午前もしくは午後、どちらかの半日でサービス提供を行う形態です。

サービス提供時間は3時間から4時間程度で、昼食や入浴のサービスが提供されない所が多い
リハビリ特化型デイサービスが多く、運動や機能訓練などのリハビリに力を入れている事業所がある
リハビリに特化した半日型デイサービスの場合、機能訓練の補助や運動負荷の調整の業務を行う

デイサービスで働く看護師の1日！

1日のスケジュール

時間	業務内容
8:30	出勤
9:30	バイタルチェック
10:30	入浴後の処置
12:00	昼食時の対応
13:00	休憩
14:00	レクリエーション、機能訓練、看護記録
15:00	おやつ（利用者との交流）
16:00	利用者の見送り
17:00	片付け、翌日の準備
18:00	退勤

業務内容

出勤・利用者の受け入れ

・8時半から9時半の間に出勤・利用者の受け入れがある

看護業務

・利用者のバイタルサイン測定
・入浴の可否やレクリエーションの参加の可否などを検討する
・血圧手帳などつけている方の記入などを行う
・血糖値測定、インスリン自己接種の見守りなどを行う
・食事介助を行う
・受け入れのある方は胃ろうから栄養注入を行う
・内服管理や服薬介助を行う
・入浴後の軟膏処置を行う
・貼付薬を貼る
・場合によっては創部・褥瘡ケアなどを行うことも

レクリエーション・機能訓練

・レクリエーションに参加する
・機能訓練の実施（機能訓練指導員の雇用が必要だが看護師が兼務できる）

看護記録

利用者の様子や排泄状況、食事状況などを記録として記載する（病院などの看護記録よりは簡素）

その他業務

・時間が空いた際にレクリエーションの設営・片付け、お茶出し、清掃、送迎同行などを依頼されることがある
・状態の変動や急な体調不良者があった時の救急対応を実施する

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