そろそろ別の病棟も経験してみたいな~。循環器病棟ってどういうことするんだろう?
循環器病棟に興味があるの?
はい!実は前から循環器看護の勉強や心電図を学んでみたいと思っていたんです。でも実際どんなことするのか気になってました。
すごい向上心だね!では先生もその気持ちに応えて、循環器病棟の看護師の役割ややりがいについて説明していくね!
循環器病棟ってどんなところ?
循環器病棟とは
循環器病棟は、心臓に疾患を抱えた患者さまが入院している病棟です。
全身の状態に加え、定期的に心電図モニター観察を行い、問題がないかチェックしていきます。
心電図の波形の異常には様々な種類があるので、読み取るには多くの知識が必要となります。
循環器内科で取り扱っている主な疾患
循環器病棟の日勤の様子
勤務時間 | 業務内容 |
---|---|
8:30 | 申し送り |
9:00 | 受け持ち患者様への挨拶 |
9:30 | バイタル測定、血糖測定、検査出し、おむつ交換、点滴管理、体位変換、採血など |
12:00 | 配膳、配薬、食事量チェック |
13:00 | 休憩 (12:00〜14:00の間で交代で休憩) |
14:00 | 医師・看護師カンファレンス |
15:00 | バイタル測定、検査出し、おむつ交換、点滴管理、体位変換、看護記録記載など |
16:30 | 日勤リーダーへの申し送り、その他残っているケアや記録の実施 |
17:30 | 退勤 |
循環器病棟看護師の主な役割
・心電図の読み取りと患者ケア
循環器ナースに特徴的な役割として心電図の読み取りとアセスメント、患者ケアです。
循環器科に入院している患者さんは心電図を装着している方がほとんどです。
心電図の波形から患者さんの状態をアセスメントする必要があるんだ。心電図の読み取りの理解が深まると、その患者さんの心臓の状態を知ることができるようになってくるよ!
心臓の状態を知ることで投薬や退院指導など、患者さんのケアに活かすことができます。
・検査、手術前後のケア
検査や手術前の患者様に対しては、不安を軽減できるようなケアが重要となります。
検査、術後はこまめに患者様のもとを訪室し、バイタルサイン測定や疼痛レベル、創状態などを観察・アセスメントします。
特に治療後は急変リスクが高まるから注意深く観察しなければならないよ。もしも急変の兆候を見つけたらすぐにリーダー看護師や医師に報告しよう。
・急変の対応
循環器疾患の患者様は、他の疾患に比べて急変リスクが高い傾向にあります。
そのため、急変時は冷静かつ速やかに対応するためのスキル・知識が必要です。
急変を未然に防ぐためにも急変の兆候がないか、心電図の変化や採血データをチェックしながら異常の早期発見に努めよう!
・家族ケア
心臓の病気という言葉は家族に重篤なイメージを持たせてしまうことがあります。
不安が強い家族には現在の患者さまの状況を正確かつ丁寧に伝えることも大切です。
時には伝えることが家族にとってさらに不安を増強させてしまう要因になることもあるので、多職種でカンファレンスをしながら最適な方法を見つける必要があります。
退院後の生活は患者さまだけでなく、家族も含めて話すことも重要な家族ケアのひとつです。
・生活指導
生活習慣病は循環器疾患を悪化させる原因のひとつで、入院前から飲水制限や塩分制限など食事管理を受けている患者さまは多くいます。
退院後の生活習慣を見直すことで、症状の悪化や再発を防ぐのに役立ちます。
そのため規則正しい生活習慣を続けやすいように分かりやすい説明を心掛けることが大切だよ。
循環器看護師に求められる知識・スキル
疾患や病態生理に関する知識
循環器疾患を患った患者さんは、腎臓や肺、脳など他の臓器に合併症を起こすリスクが高まる恐れがあります。
特に、腎機能の低下は循環器疾患と密接な関係があり、注意深く観察していく必要があります。
なるほど!だから循環器に関連する病態生理についてもしっかり理解しておくことが大切なんですね。
輸液ポンプなど医療機器の取り扱い
循環器疾患では正確かつ持続的に薬剤を投与する必要がある疾患が多いため、輸液ポンプやシリンジポンプを用いて点滴を行います。
特にシリンジポンプを利用する際は、微量かつ正確な投与が求められる薬剤を使用するので、慎重に取り扱わなければなりません。
積極的に学ぼうとする意欲
循環器病棟では、疾患の治療・検査や、心電図の読み取り、医療機器の取り扱いなど学んでいかなければならないことが多いです。
積極的に学ぼうとする姿勢が重要となります。
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急変時に冷静に対応できる
急変が多い循環器病棟では、冷静に対応できることが大切です。
日頃から状況をシミレーションしながら急変時対応について学ぶ必要があります。
循環器ナースになるメリットは?
循環器病棟看護師のメリット
心電図を読み取る力やアセスメント力が身に付きます。
データからも患者さんの異変を早く気付くことができるようになるから、早期発見・早期治療につながるんだ。
循環器科は心臓や血管に関する医療を行うので、常に最先端の技術に触れることができるのも魅力のひとつです。
また、スキルアップを目指したいなら認定看護師や専門看護師などの取得もできます。
看護師として5年以上の実務経験、そのうち3年以上は認定看護分野の実務研修が必要です。
認定看護師教育課程に通って、指定のカリキュラムを受けます。
正看護師として1年以上(准看護師と正看護師合わせて満5年以上)の実務経験が必要です。
また、各領域ごとに定められた大学院に通い、養成課程を修了する必要があります。
補助人工心臓に関する専門的な知識をもつ医療従事者であることを定めた資格で、「日本臨床補助人工心臓研究会」によって認定される必要があります。
取得には3年以上勤務経験や指定のセミナーの受講など、さまざまな条件を満たす必要があります。
循環器病棟で培った知識・スキルを活かして、キャリアチェンジしやすいのもメリットだね!
転職はエージェントへ相談
やる気はあるんだけど、転職って大変そう。どうすればいいのかな。
循環器病棟に転職したいけれど、転職が不安という方は、転職エージェント「ナースタ」にご相談ください。
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