転職するって決めたのはいいけど、志望動機が思いつかない・・・。
履歴書や面接でも聞かれるところだから明確にしておきたいところだね。
そうですよね。志望動機を明確にするコツってなにかあるんですか?
もちろんあるよ!では志望動機の構成方法や履歴書の書き方、面接時の答え方について説明していくよ!
看護師志望動機の基本とは
なぜ看護師を目指すのか?多様な志望動機の例文
まず、なぜ看護師を目指したのか、原点に振り返って考えてみましょう!
例として、
・困っている人の助けになりたいから
・看護師の仕事に憧れているから
・身近な人が看護師として働いていたから
これらを踏まえたうえで、なぜ希望の勤務先で働きたいと思ったのかを考えてみよう!
看護師としての仕事は多岐にわたるため、志望動機も人それぞれ。
看護師の志望動機は、新卒・中途といった志望者の状況はもちろん、病院やクリニックなどの施設によっても内容が異なります。
その人の状況や希望施設を踏まえて志望動機を書くことが大切なんですね。
その通り!では志望者の状況に合わせた例文を紹介するね!
私は地域に貢献できる看護師として働きたいと考えて、貴院を志望いたしました。
私が看護師になりたいと思ったきっかけは、20歳の時に怪我で入院したとき、病院の看護師さんにとても丁寧に看護していただいたことです。ケガや疾患で来院する人に優しく接し、治療の手助けを行う職業に興味を持ち、看護師として働きたいと考えるようになりました。
貴院は「地域に密着し、誰からも必要とされる病院」という理念で、地域に根差した医療を提供していらっしゃいます。私も貴院で働く看護師の一人として、必要される看護を提供することで地域へ貢献したいと考えております。
例文では、自分が目指す看護師像を書いた後で、看護師になりたいと思ったきっかけを書いています。
看護師像ときっかけの結び付きを示して、志望動機に説得力を持たせることがポイントだよ。自分が目指す看護師像は志望先の施設で叶えられることも必ず書こう!
前職では民間病院の混合病棟で3年間働き、術前術後の患者様への看護ケアを担当いたしました。経験した主な業務は、バイタルサイン測定や指示された薬剤の投与、手術室への送り出しと申し送りです。
前職で得られた経験と技術を生かし、貴院に入職した後もより多くの症例を経験して、看護師として専門性を高めたいと考えております。
貴院は大学病院のため、最先端の医療を提供しており、認定・専門看護師も多く活躍していらっしゃいます。研修や学会に積極的に参加し、自分の専門性を高めて、患者様に質の高い看護ケアを提供したいと思い、貴院を志望いたしました。
例文では、民間病院で働いた経験のある看護師が、ステップアップのために転職するケースを紹介しています。
看護師経験者の志望動機は、自分が前職で経験した業務を具体的に説明することが大切なんだ。自分が即戦力であることも忘れずにアピールしよう!
前職の経験をどのように生かせるのか、転職後の働き方やどのような姿勢で取り組んでいくのかなど、詳しく書くことで採用の可能性を高められます。
志望動機がない?それでも大丈夫な理由と対処法
必ずしも強い志望動機が必要とは限りません。
大切なのは、自分の選択をしっかりと理解し、それを言葉で伝える能力です。
志望動機がないと悩む看護師も、希望先に応募してみようと思ったきっかけが必ずあるはずです。
以下の3つのポイントに沿って、志望動機を考えてみましょう。
・希望先の職場で共感できる点を探す
・看護師を目指した理由や過去の経験を整理する
・入職後のキャリアビジョンを考える
まずは、志望先の職場について共感できる点を出してみましょう。
ん?どうやって調べればいいんですか?
職場の公式サイトに職場の理念や運営方針といった、その施設の特徴を表す情報が掲載されているんだ。採用情報のページに求める人物像などが記載されていることもあるからチェックだよ!
自分の価値観に近い点や、志望先の求める看護師像と自分に共通するポイントなどをまとめましょう。
次に、最初に看護師を目指そうと思った理由や、これまでの看護師としての経験を整理します。
なぜ看護師になろうとしたかを思い出すことで、自分が仕事で大切にしたいことを思い出せるかもしれないよ。
なるほど!初心に戻って思い出してみようかな。
また、経験をまとめることで、自分にどんな能力があり、志望先の職場でどう活かせるかを考えられます。
最後に、看護師として今後どんなキャリアを歩んでいきたいかを考えてみましょう。
自分の将来のプランを見つめ直し、希望先の職場でどのように実現したいかを整理しよう。短期的な目標だけでなく、長期的な視点で考えることも大切だよ。
看護師志望動機の書き方とは
履歴書・応募書類への看護師志望動機の書き方
採用担当者に「採用したい!」と思ってもらえるような志望動機の書き方と4つのポイントを紹介します。
・志望理由・経験・展望の3部構成で作成
・具体的な理由を入れる
・前向きな表現で伝える
・正しく記入する
志望動機は、「志望理由」「経験」「展望」の3つの要素を用いて作成します。
「なぜその職場で働きたいのか」「これまで看護師としてのどんな経験を積んできたか」「今後、志望先の職場でどのように活躍したいか」を必ず盛り込もう!
志望理由や今後の展望は、具体的に記載することが大切です。
「貴社で看護スキルを高めて頑張ります」と抽象的に書くのではなく、「貴院の◯科で経験を積み、この領域を極めたいです」のように、詳細な目的を伝えると良いよ。
また、転職理由がネガティブな内容であったとしても、志望動機ではポジティブな言葉に変換して書き、向上心をアピールしましょう。
たしかに採用する側の立場になって考えてみると、しっかりとした理由があって熱意を持っている人を選びたくなりますね。
正しい言葉や漢字を使用しているかどうかも、志望動機を書く際に大事なポイントの一つです。
意味の伝わりにくい表現や違和感のある言葉遣いをしてしまうと、接遇スキルを疑われてしまう可能性があるよ。
NGな表現と注意点
志望動機で失敗しないための注意点を知っておきましょう。
・インターネットの例文を丸写しする
・福利厚生や待遇を志望動機として書く
・勉強させていただくはNG
ネット上でよく見るフレーズを丸写ししても、採用担当者の心には響きません。
あくまで自分の経験に基づいた、リアルでオリジナリティのある内容で熱意を伝えるようにしよう。
「給与が高いから」「休みが多いから」など、条件面の動機をストレートに伝えるのは避けた方が良いでしょう。
「同じ条件の病院があればうちじゃなくても良いのか」と思われてしまう可能性があるってことですね!
謙虚さを示そうと、志望動機に「勉強させていただきたい」と書く看護師もいますが、受け身の表現は「他人が何かをするまで動かないのでは?」という印象を与えかねません。
受け身な表現ではなく、「一生懸命勉強していきます」「自ら学びつつキャリアアップを目指していきます」など、向上心や主体性を感じさせる文章にしよう!
転職や面接時の看護師志望動機の構成
転職志望動機の具体ケースとその対策
志望動機が給与や待遇を重視している場合でも、自身の成長やチャレンジしたい部分をアピールすると良いです。
「給与や待遇だけで判断しているのか」と採用担当者に悪印象を与えてしまいます。
あと、理由を伝える時は自分の経験やエピソードを必ず入れよう!「御社で人の役に立ちたい」のような抽象的な話をするだけでは自分の思いが伝わりにくいよ。
なぜ希望の就職先で人の役に立ちたいと思ったのかなど、自分自身が経験したエピソードを加えると、具体性が増し印象も残りやすくなるでしょう。
就職先に志望動機を伝える場合は、病院の理念につながるような内容を意識しよう。就職希望先に熱意がより伝わりやすくなるよ!
面接での印象アップにつながる志望動機の答え方
自分の経験や学びを活かして、どのようにその医療機関で貢献できるかを明確に伝えることがキーとなります。
医療機関では、それぞれ理念や方針が定められています。
自分の経験や看護観から考えた転職したい理由と、病院の理念がマッチすることを伝えられると、病院側も入職後にどんなふうに活躍できるか想像しやすくなるよ。
面接での質問に対する返答は、まず結論を前に出し、その後その理由を明確に伝えることが望ましいです。
たしかに結論から伝えたほうが内容を把握しやすいですもんね。
そうなんだ。この方式は採用担当者になすこちゃんの考えや意図を把握しやすくしてくれるんだ。
転職サイトや人材バンクを活用した志望動機の検討
以上が志望動機についての説明だよ。どうだったかな?
すごい勉強になったんですけど、実際に書いた内容が合っているかすごい不安なんですよね・・・。
大丈夫!そんなときは転職エージェントに頼るのも選択肢のひとつだよ。
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