一般病棟との違いは?小児科看護師の仕事内容や特徴を解説

なすこ

子どもかわいい~!小児科で働いてみたいな~!

なすだ先生

なすこちゃん子どもに好かれそうだから合っているかもね。

なすこ

そうなんですよ!自慢じゃないですけど、昔から子どもに人気があるんです!保育園実習もすごく楽しかったし、子どもと関われる仕事がしたいって前から思ってました!

なすだ先生

でもなすこちゃん今一般病棟で働いているでしょ?小児科について何か調べた?

なすこ

まだです…。そういえば小児科ってどんな感じなんだろう。先生教えてください!

なすだ先生

それでは今日は、小児科で働いた経験のない看護師さんが一般病棟との違いを理解できるようにわかりやすく説明していくよ!

目次

一般病棟との違いや小児科看護師の仕事内容・特徴

対象年齢

一般的に新生児から15歳までが対象となっています。

ですが、病院によっては18歳まで対象のところもあり、定められた年齢制限はなく15歳以上でも受診は可能です。

なすこ

小児科に通えるのって、もっと年齢が低い子だけだと思ってました!

なすだ先生

喘息やアレルギーなど慢性的な疾患の場合、成人後も小児科を受診する人もいるんだ。脳性麻痺や先天性心疾患などで、小児科医師が継続して主治医となっている場合は成人しても小児科に入院することもあるよ。

対象となる疾患

小児科で扱う疾患

・呼吸器系疾患(咽頭炎、気管支炎、喘息など)
・消化器系疾患(胃腸炎、下痢、嘔吐症など)
・感染症(感冒症状、インフルエンザ、風疹・麻疹、COVIDなど)
・アレルギー性疾患

感染症やアレルギー性疾患、呼吸器系疾患など、外科内科問わず多様な疾患を扱います。

そのため、幅広い知識と技術が必要とされます。

なすこ

そういえば小児科実習では勉強することがたくさんあって大変だったな~。バイタルサインも成人とは違うから1から学びなおす感じでしたね!

なすだ先生

そうだよね。その他にも病気の治療だけでなく、予防接種や乳幼児健診なども実施するよ。保護者に子どもの発達状況や育児のコツなどを指導する役割もあるんだ。

子ども・家族との関わり

小児科での子どものケアは医療行為だけでなく、身の回りの援助や安心して治療を受けることができるようにプレパレーションもケアの一環です。

なすこ

プレパレーションってなんですか?

プレパレーション

治療を受ける子どもに対し処置の説明を行い、子どもが治療の意味を理解し、心の準備ができるように導くこと

プレパレーションには処置中、処置後も含まれていて、処置中は子どもの気を紛らわせたり、そばにいることで安心感を与えて治療を一緒に乗り越えていきます。

なすだ先生

処置後は褒めてあげるなどの過程を経ることで、子どもの自信に繋がり治療に対する気持ちにも変化が生まれるんだ!

また、小児科では患者さんである子どものケアと同時に、保護者など家族のケアを行うことも大切です。

・対象となる子どもと家族、双方へのケアが必要である
・家族が抱える不安や悩みを汲み取り、必要な支援を提供する
・家族が子どもに必要なケアをおこなえるように知識や技術を伝える

子どもの疾患の状態によっては、家族が強い不安を感じて神経質になることがあります。

なすこ

もし自分の子どもが病気になったらと思うと、いてもたってもいられなくなっちゃう…。

患者の家族との会話などから不安や悩みをくみ取り、精神的なサポートを行うことが求められます。

また、家庭でのケアが必要となった場合は正しくスムーズに行えるよう、必要な知識や技術を患者さんの家族に分かりやすく伝えることも大切な役割です。

なすだ先生

患者さんの病状を理解してもらい、適切な治療や療養ができるように家族や患者と取り巻く周囲の環境も含めた援助を心がけよう!

扱う物品のサイズや種類

子どもは身体の大きさが年齢や発達段階によって異なるため、ケア時にはその子に合わせた物品の選択をする必要があります。

なすだ先生

じゃあここで問題!
成人と小児では血管の太さが異なり、循環血液量に大きな差があるよね?成人用の輸液セットを小児に使用するとどうなる?

なすこ

えっと…必要以上に多くの輸液が体内に入ってしまったり、適切な速度で投与できない場合があるとかですか?

なすだ先生

その通り!だから成人用と小児用の2種類の輸液セットを使い分ける必要があるんだ!今回は点滴で例えたけど、これ以外にもたくさんあるから、患者さんに合わせた物品を選択していこう!

・成人用…20滴で1mlの輸液が滴下する
・小児用(微量輸液セット)…60滴で1mlの輸液が滴下する

遊びや学びの提供

子どもにとって遊びの時間は不可欠なため、保育士と連携してプレイルームや病室で遊びの提供をします。

なすだ先生

保育士がいない病院では、看護師が業務の合間に遊びの提供をすることもあるよ!

年齢や発達段階によっては学習の時間も必要であり、院内学級がある病院では、院内学級を利用することもあります。

なすだ先生

保育士や教員へ、患者である子どもの病状などを共有し安全に遊びや学習が提供できるように支援したりもするよ!

なすこ

すごいなぁ。小児科の看護師さんってすごいたくさんの役割を担っているんですね!

なすだ先生

小児科看護師になる方法や具体的な仕事内容についてはこちらの記事も参考にしてみてね!

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なすだ先生

一般病棟との違いと小児科看護師さんの特徴について説明したよ!参考になったかな?

なすこ

はい!具体的に教えてもらったので小児科で働いている自分を想像しちゃいました!

なすだ先生

それは良かった!小児科看護師さんの求人はたくさんあるから、情報収集と自己分析をしっかりして、理想の転職を実現してね!

なすこ

でもわたし働いているから調べている時間がなさそうです。自己分析の方法も良く分からないし…。なにか良い方法はないですか?

なすだ先生

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なすだ先生

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なすこ

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