看護師の退職金は少ない?平均額や相場を紹介!

なすこ

そろそろ転職したいなぁ。5年働いたけど、どのくらい退職金がもらえるんだろう…。

なすだ先生

そもそも退職金は法律で義務付けられているものではないから、退職金制度がない職場もあるんだよ。

なすこ

えぇ!?そうなんですか!?絶対もらえるものだと思ってました…。

なすだ先生

職場ごとに金額や支給要件は異なるよ。転職の際に退職金がどれくらいもらえるかや計算方法にまで着目する人は少ないんだ。なので、今日は退職金制度について解説していくから次の職場選びの参考にしてね!

目次

看護師の退職金制度について

職場ごとに退職金の有無や支給要件が異なる

看護師の退職金の有無は勤務先によって異なります

それは、退職金制度は法律などで定められているものではないからなんです。

そのため、職場ごとに支給条件や金額も異なってきます。

なすこ

退職金ってがっぽりもらっている人がいるって聞いたことがあるから、私もそうなるのかなって期待していたのに…。

なすだ先生

だけど、ここで退職金制度について知ることができたのはラッキーだし、今後に活かせるよ!

自分が勤める職場に退職金制度があるかどうかは、就業規則から確認することができます。

退職金制度を用意している場合は、その対象者や退職金の額の算出方法、支払日などが書かれているので確認してみましょう。

退職金がもらえる病院どれだけある?

厚生労働省が平成30年に行った就労条件総合調査によると、医療福祉分野では退職金制度のある事業所は87.3%。

また事業所の規模で比較すると、

・30~90人:77.6%
・100~299人:84.9%
・300~999人:91.8%
・1000人以上:92.3%

となっており、規模の大きい事業所ほど退職金制度が整備されている割合が多い傾向にあります。

なすだ先生

だけど、正規職員では退職金制度が充実していても、非正規雇用では退職金制度がない場合がほとんどなんだ。

なすこ

非正規雇用だと働き方に融通が利くけど、待遇に関しては正社員のほうが条件が良かったりしますよね。

退職金のもらい方3パターン

退職金には主に3つの種類があり、受け取れる時期や支払い方が異なります。

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名称退職一時金企業年金退職金前払い
もらえる時期退職した月やその翌月定年後在職中
支払い方式一括分割給与に含まれる
特徴一般的な退職金・確定給付企業年金→退職時に一時金として受け取れる場合もある
・企業型確定拠出年金
毎月の給与に前払い退職手当を上乗せ→あまり採用している事業所はないが、導入している場合は給与水準が高い傾向にある。
なすだ先生

退職一時金と企業年金を併用している事業所もあるよ!

看護師の退職金の相場・計算方法

退職金の相場(勤続年数別)

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経験年数退職金
3年目30万円程度
5年目50万円~70万円程度
10年目200~300万円程度
20年目450~600万円程度
定年時1000万円~2000万円

・看護師3年目は給与の1か月分が目安
・看護師5年目は給与の2か月分ほどに増える
・看護師10年目は勤続年数に応じて加算がある場合がある(産休・育休などで在職期間が少なかった場合は退職金が少なくなる)
・看護師20年目は役職の有無や貢献度によって金額に差が出る
・定年時は勤続年数や事業所の規模によって金額が異なる

退職金の相場(勤務先別)

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勤務先退職金
国立病院1800~2000万円程度
公立病院1400~1800万円程度
大手総合病院1000~1500万円程度
介護関連施設150~300万円程度
小規模なクリニックない場合がある

・国立病院は退職金が多い傾向にあり、国が運営する法人であるため、経営基盤が安定している
・公立病院は地方公務員に準ずるので相場が高い
・大手総合病院は職員数が多く、経営規模が大きいほど相場が高い傾向にある
・介護関連施設は退職金が少ない傾向にあるが、公的施設である場合は公務員と同様の退職金の場合がある
・小規模なクリニックでは経営規模が小さく、退職金制度が整備されていないことが多い

退職金の計算方法

退職金の基本的な計算方法は4つあります。

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名称基本給ベース固定給ベース勤続年数ベース功績倍率
計算式基本給×勤続年数固定金×勤続年数5年以上で〇万円10年以上で〇〇万円 等基本給×勤続年数×功績倍率
特徴最もポピュラーな計算方法医療機関が設定した固定金額により大きく異なる勤続年数に応じて一律に定める方式で個人の貢献度が反映されない医療機関からの評価によって支給率が異なるため、働くモチベーションにつながる
基本給ベースの例

・基本給が25万、勤続年数が3年の場合→25×3=75万円

・基本給が30万円、勤続年数が10年の場合→30×10=300万円

固定給ベースの例

・固定金が15万、勤続年数が3年の場合→15×3=45万円

・固定金が20万円、勤続年数が10年の場合→20×10=200万円

勤続年数ベースの例

・勤続年数5年の場合→50万円

・勤続年数10年の場合→100万円

功績倍率の例

・基本給が25万、勤続年数が3年、功績倍率が1の場合→25×3×1=75万円

・基本給が30万円、勤続年数が10年、功績倍率が2の場合→30×10×2=600万円

退職金制度の相談は転職エージェントへ

なすだ先生

看護師の退職金制度について説明したよ!理解できたかな?

なすこ

はい!だけど、求人票には退職金については書かれてないですよ。就業規則に書かれているって教えてもらいましたけど、どうやって調べればいいんですか?

なすだ先生

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なすだ先生

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