看護師のパワハラはなぜ多い?事例まとめ。

なすこ

もぉ~。あの先輩本当に怖いんだけど~。一緒に仕事したくないな。

なすだ先生

どうしたのなすこちゃん?

なすこ

うわっ!?びっくりした~。先輩に聞かれたのかと思っちゃいましたよ。なんだか最近先輩の対応が理不尽な感じがして困っているんですよ。

なすだ先生

それって場合によってはパワハラにあたるかもね。

なすこ

でも実際にどんなものがパワハラなのか分からないんですよね。

なすだ先生

では実際にあった看護師さんのパワハラを紹介するね!

目次

看護師のパワハラはなぜ多い?

パワハラが起こる原因について紹介します。

・プレッシャー

看護師は患者の生命を直接的に関わる業務に従事しており、ミスが許されないプレッシャーの中で働いています。

その結果、ミスを防ぐための指導や指摘が過度になってしまい、パワハラにつながることがあります。

・上下社会の職場文化

医療の現場では、上下関係がはっきりしていることが多いです。

根付いた環境によって、先輩が後輩に対してパワハラを行うことがあります。

・感情の発散

看護師の業務は非常にストレスが高いため、感情を抑えられず爆発しやすい傾向にあります。

その結果、後輩に対して過度な言動を取ることがあります。

・人手不足

看護師の人手不足が続いており、過労やストレスが増加しています。

それにより、コミュニケーションが不足して誤解や対立が生まれやすくなります。

実際にあったパワハラ事例をご紹介!

理不尽から突然始まったいじめ

転職3ヵ月が経過し、夜勤に入り始めた頃でした。
まだ、仕事の進捗状況や患者さんの状態などを全て先輩に報告・相談している時期でした。
ある患者さんをトイレ誘導し排便を確認した時、酸臭がしたため先輩へ報告しました。
先輩も実際に確認し「本当やね。分かった」と言ってその場は終わりました。
その夜勤の明けで、先輩は医師へ報告したそうです。
すると、医師から「で?CDの検査でもして欲しいってこと?抗生剤も使用してないのに!?そんなにしたいなら別にしてもいいけど」とバカにしたような言い方をされたそうです。
医師からバカにされたことで「あんたのせいで私は恥をかいた!あんたが余計な報告とかしてくるから、こんな事になった!余計な被害にあって最悪!」と私への態度が一変したのです。
その日から、私へのいじめが始まりました。
無視、罵声、陰口など、ついに私はその先輩がいるだけで声がでなくなり過呼吸など身体症状まで出るようになってしまいました。
私はだた患者さんの報告をしただけで、事実を伝えただけなのに・・・
結局その先輩は他病棟へ移動になりましたが、移動先でも問題を起こしていました。

なかなか合格をくれないプリセプター

新人1年目のことです。
日々の看護記録もすべてプリセプターに確認してもらい、OKが出るまで訂正をしていました。
初めて受け持ち患者さんの看護サマリを書くこととなり、日勤の仕事がすべて終わってからサマリへ取りかかりました。
何度か修正しながらどうにか終わるだろうと思っていたら、何度修正しても一向にプリセプターから合格をもらうことができず時刻は日付を超えようとしていました。
毎日、何かにつけてダメ出しばかりで技術も記録も合格をなかなか出してくれませんでした。
周囲の先輩たちは「厳しすぎる。できてるから大丈夫よ」とステップアップさせてもらえない私を慰めてくれました。
ある日師長に呼ばれ、プリセプターが変わることを告げられました。
私の未熟さもある中でも、あまりに厳しすぎる指導が問題となったようです。

座ることを許されない

入院・転棟・転入といろいろなことが重なり、とても忙しい日勤のときです。
休憩する間もなく1日中慌ただしく過ぎ、看護記録に取りかかることができたのは定時を回ってからでした。
座って記録をしていると、師長から「あんた何で座ってるの!立って記録しなさい!」と怒鳴られました。
業務時間内でもないのに、座ることも許されず立って記録を続けました。

好き嫌いで態度が違う上司

病棟師長とお局ナースの話です。
この2人は、自分の好き嫌いで人への態度が全然違いました。
気に入っているスタッフや仲のいいスタッフに対しては、体調不良での欠勤をしたとき「えー大丈夫!?いいよいいよ、しっかり休んでねー」と優しく対応します。
一方で嫌いなスタッフや新人が体調不良を起こすと、舌打ちをしながら「体調管理も仕事だからちゃんとして」と冷たくなります。
何かミスをしたときも、同じように態度がまったく違うのです。
同様のミスをしても、仲のいい人なら報告書もなく許されて新人や嫌いな人には報告書を書くように言われます。
挨拶や仕事中の相談をしたときも、顔つきや声色まで違います。
嫌われないように媚びをうるのも違うと思い、私は退職しました。

認めてもらえない残業申請

業務が多忙で時間がないときでも、指導されたように丁寧な看護記録を意識して仕事をまじめにしていました。
しかし、残業申請をすると大きなため息をつかれ「業務時間内に業務をこなすことができない人に、残業代を支給することはできません」と言われ認めてもらえません。
業務時間内に業務を終わらせるために、看護記録を簡潔にすると、今度は「なにこの記録?」と言われます。
まじめに働いても怒られ、業務の効率を上げても怒られます。

なすこ

いろいろなパワハラがあるんですね。どう対処していけばいいんだろう?

なすだ先生

次に対処方法について説明していくね。

パワハラを受けたときの対処法

証拠を残す

パワハラを受けている場合は証拠を残しておきましょう。

証拠がなければパワハラだと認められず、指導の一環だとされてしまいます。

なすこ

どうやって証拠を残せばいいんですか?

なすだ先生

いつ、誰にどんなパワハラを受けたのか、被害の内容を動画録音に残しておけばパワハラが起こっていることを証明できるよ。

第三者に相談する

一人で悩まずに、第三者に相談してみましょう。

職場内で相談できる人がいなければ外部の相談窓口を頼るのも手です。

なすだ先生

相談できる外部機関は以下のようなところだよ!

・地方自治体
・労働基準監督署
・日本看護協会
・弁護士

転職で環境を変える

人間関係のトラブルは部署異動転職など、環境を変えることで解決できることが多いです。

ですが衝動的に退職したり転職先を決めたりすると、あとから後悔してしまうケースがあります。

なすこ

じゃあどうすればいいんですか?

なすだ先生

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