内科と外科の違いは?看護師業務を比較!

なすこ

う~ん。どっちにしようかな。

なすだ先生

お困りのようだね。どうしたの?

なすこ

あっ!先生いいところに!実は今度転職しようと思っているんですけど、内科と外科どっちにしようか迷っているんです。業務内容がはっきり分かれば決められるんですけど・・・。

なすだ先生

では内科と外科看護師さんの業務内容の違いを説明するね!

目次

内科って?外科って?

内科

内科は全身の状態を確認し、幅広い病気の治療を行う診療科で、手術は行わず薬剤による治療を行います。

頭痛やめまい、吐き気、腹痛などの幅広い症状に対応しています。

なすこ

私も内科にはよくお世話になっているな~。

なすだ先生

体調不良の原因が分からない患者さんは、最初に内科医に相談することが多いから、診断結果に応じてほかの診療科に紹介をする場合もあるよ。

内科の患者さんは慢性疾患のある方が多く、年齢層が高めの傾向にあります。

内科は患部や疾患によって診療科目が分かれており、消化器内科、循環器内科、神経内科、呼吸器内科、内分泌内科、腎臓内科、心療内科など多数の種類があります。

外科

外科は手術によって治療を行うことが多いです。

なすだ先生

外科はさらに一般外科専門分科に分かれていて、一般外科ではおもに外傷性疾患や頚部疾患、大腸や消化管の炎症性疾患の治療をおこないます。

そして、一般外科よりさらに専門性の高い技術で、特定の部位の手術をおこなうのが専門分科です。

なすこ

へぇ~。外科は細かく分類して専門的に治療を行っているんですね。

代表的な専門分科には整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、消化器外科などがあります。

内科・外科の業務内容

内科看護師の業務[外来の場合]

①医師の診察の介助

聴診時に衣服を上げたり、ベッドや椅子への移乗の介助をします。

②採血や静脈注射の実施

医師の指示に沿って、採血静脈注射をおこないます。

なすだ先生

内科では薬物治療が中心となるから、静脈注射の実施は多いよ!

③精密検査の介助や実施

精密検査が必要となった場合に検査の介助や実施をおこないます。

内科看護師の業務[病棟の場合]

①点滴治療の介助、実施

医師の指示に沿って、採血静脈注射をおこないます。

なすだ先生

外来に比べると薬剤量が多かったり、指示が複雑である場合が多いんだ。

②内服治療の介助、実施

医師の指示に沿って、内服薬の管理と投与を行います。

③バイタルサインの測定、観察

外来に比べると入院患者さんは病状の重い人が多いです。

なすこ

しっかり治療するために入院するってことですもんね。

なすだ先生

毎日のバイタルチェックや症状の観察が重要だよね。内科は症状が緩やかに変化していく病気が多いから、些細な変化にも気づける観察力が必要だよ。

④ターミナルケアやエンゼルケア

治療による回復が見込めない患者さんには、本人やご家族の意思で延命治療を終了し、病気による苦痛や不快感を取り除くターミナルケアを行います。

また、治療中に亡くなってしまった患者さんのエンゼルケアを行います。

外科看護師の業務[外来の場合]

①診察の案内

病状やそれまでの経緯を問診票で確認し、順に診療科へ案内していきます。

なすだ先生

外科では緊急度の高い病気の患者さんが運ばれてくることも度々あるから、看護師が治療の優先度の判断を下すこともあるよ。

病状の知識と判断力、臨機応変な対応が求められます。

②診察の補助

医師の診療補助をおこないます。

処置に必要な薬剤やガーゼなどを準備し、スムーズな診療ができるようにサポートします。

外科看護師の業務[病棟の場合]

①手術前後のケア

外科で入院する患者さんの多くは手術を受けるため、手術前後のケアが重要となります。

術後は出血量や創部の観察、ドレーンの管理などをおこないます。

なすだ先生

全身麻酔による影響もあるから些細な変化を見逃さないよう観察して、異常の早期発見に努める必要があるよ。他にも医師の指示に沿って創部の処置を行ったりすることがあるんだ。

②バイタルサインの測定、観察

手術前後のバイタルサインの変動に注意する必要があります。

外科治療の痛みによるバイタルサインの変動もあるため、その患者さんのバイタルサイン正常値を把握しておくことも大切です。

③ 入退院の準備

外科病棟は入院患者さんの入れ替わりが早いため、入退院がスムーズに行えるように調整します。

なすだ先生

退院後の生活の注意点を患者さんや家族へ説明するのも重要な看護師の役割だよ。

迷った時のおすすめ方法

なすこ

業務j内容の違いは分かったけど、どっちが自分に合っているのか分からないな。

なすだ先生

迷った時は下記の方法を行ってみよう!

自分の経歴や得意なことを整理する

自分の経歴やスキル、得意なこと、看護観などを書き出して整理してみましょう。

なすだ先生

自分の強みが分かれば、職場選びや選考の際に役立つよ。

なすこ

なるほど!まずは自分のことを振り返って整理することが大切なんですね!

希望を明確にして優先順位をつける

看護師としての目標や働き方、生活の状況などをもとに転職先に求める条件を明確にしておきましょう。

現職の悩みや、転職したい理由から希望条件を考える方法もあります。

なすだ先生

すべての条件を満たす職場はなかなか見つかりにくいんだ。条件に優先順位をつけておくと理想の職場に近づけるよ!

転職エージェントを活用する

理想の転職を叶えたい方は転職エージェントを活用するのがおすすめです。

転職エージェントでは、希望条件に合った求人を紹介してもらえるほか、履歴書の記入方法面接対策といった転職活動のサポートを無料で行います。

なすだ先生

以上が内科と外科の違いについての説明だよ。分かったかな?

なすこ

はい!具体的に教えてもらえたので、自分が働いている姿をイメージできちゃいました!よし、さっそく教えてもらった通りにやってみるぞ~!!


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