先生!転職って繰り返していると不利になるって本当ですか?
急にどうしたの?
私、同じ場所で働くより、いろいろな場所でたくさんの経験をしたいと思っているんです。だけど、転職を繰り返しているとだんだん採用してもらいづらくなるって聞いて・・・。
なるほど!では今から転職回数が多い看護師さんでも不利にならない方法について紹介するね!
看護師の転職事情
看護師の離職率
まずは看護師の離職率について、重要なポイントなので知っておくべきですよ!
看護師の転職回数は以下の表になります。
4回以上転職している人が10%もいるんですね!
そうなんだ。しかもデータから分かる通り、看護師さんの半数以上が転職を経験しているんだ。看護師さんにとって転職することは珍しいことではないんだよ。
転職回数が多いとイメージが悪い?
病院によっては、あまりにも転職回数が多いと、悪いイメージを持たれるケースもあります。
年代 | 多いと判断される転職回数 |
---|---|
20代 | 2回以上 |
30代 | 4回以上 |
40代以上 | 5回以上 |
採用側は1つの勤務先につき、できれば3年以上の勤務実績が欲しいと考えています。
特に、新卒で入職した勤務先で3年以上勤務しているかを指標とします。
どうしてですか?
新人看護師の教育はだいたい3年かけて行われることが多く、3年以上の勤務で初めて即戦力と判断されるからなんだ。
転職回数よりも1ヶ所でどれだけ長く勤務しているかを重要視する職場もありますが、大規模病院では看護師の採用基準に転職回数の上限を設けているところも多いようです。
ただ、転職回数が多くても、内容はもちろん重要です。
結婚、出産、引越し、転職する理由がしっかりとある場合は、マイナスにならないケースも多いです。
転職回数が不利になる理由
安定性の懸念
頻繁に転職することは、その人が安定して職場に留まる能力や意欲が不足しているとみなされることがあります。
採用側からするとそういう感じに捉えられるんですね。
採用者側は新しいスタッフの研修や教育にコストと時間がかかるから、すぐに退職する可能性があると判断されると採用を懸念してしまうんだ。
また、命を預かる医療業界において、同じ失敗を繰り返すことは致命的になりかねませんよね?
短期間で転職を繰り返す人は失敗から学べない人と捉えられてしまう可能性もあります。
短期間で転職を繰り返す人は、忍耐力という面でも不安視されるんだ。心身が弱っている患者さんをサポートする看護師さんには忍耐力も必要だからね。
信頼性や人間関係の懸念
頻繁に転職することは、雇用者に対する信頼性や誠実さに疑問を抱かせることがあります。
転職が多いだけで、こんなふうに思われるのは辛いですね。
特に医療業界のようにチームでの連携が重要な分野では、このような疑念は重視されることが多いんだ。
また、その人が一つの組織や役割に対してコミットすることが難しいという印象を与えることがあります。
何度も転職すると、過去の職場での人間関係のトラブルや合わなかったことが背景にあるのではないかと疑念を抱く雇用者もいます。
キャリアの断片化
頻繁な転職は、専門的なスキルや経験の積み重ねが断片的になり、一貫したキャリアの形成が難しくなると見られることがあります。
理想の看護師像やビジョンがないまま転職回数だけが多い人は単に飽き性な印象を持たれてしまうから注意だよ。
「またすぐ転職してしまうのでは?」と採用側が思ってしまっても不思議ではありませんよね?
さらに、目的意識を持って学んでいない可能性が高いと判断されると、知識やスキルの面でも懸念されます。
ここまでのお話のなかで、転職回数が多いことに対してイメージが悪い感じですけど、不利にならない良い転職方法って本当にあるんですか?
もちろんあるよ!これから転職回数が採用者側にマイナスにならない方法について説明していくね!
転職回数をマイナスにしないために!
転職理由の明確化
各転職の背景や理由をはっきりと説明できるようにしておきましょう。
成長のために新しい挑戦を求めた、業務の幅を広げたかった、みたいなポジティブな理由を強調すると良いですかね?
そうだね。転職回数が多い人でも、明確なビジョンがあったうえで「だからここで働きたい」と言える人は、志望動機の高さが伝わるよ!
経験・スキルや長期勤務のアピール
転職を繰り返す中で得た独自の経験やスキルを強調しましょう。
なるほど!転職したことで得られた知識を強みにすれば、繰り返し転職していてもポジティブな印象を受けますね!
異なる環境や職種での経験は、多角的な視点や柔軟性を持っていることの証明となるんだ!
ある程度長く勤め上げた経験がある場合は、それを強調しましょう。
それにより、すぐに転職するタイプではないことをアピールできます。
人間関係の良好さや前向きな姿勢を示す
以前の職場の同僚や上司からの推薦状や、そのような証明ができるエピソードを準備しておくと、人間関係でのトラブルが転職の理由ではないことを示せます。
面接などでの態度や言葉遣いで、前向きで積極的な姿勢を見せることで、転職回数を気にされにくくなります。
ネガティブな転職理由を伝えてしまうと、採用担当者に「マイナス思考」「ストレスの耐性が低い」と思われてしまい悪印象です。
伝え方で印象がだいぶ変わってくるってことですね。
ネガティブな内容でもポジティブな言い回しに変換すれば、転職の多さもアピールポイントにできるよ!
適切なタイミングの選択
転職を考える際には、経験を積むタイミングやキャリアのターニングポイントを意識して、計画的に動くことが大切です。
結婚、妊娠、出産、育児、パートナーの転勤など、やむを得ない事情は採用担当者にも納得・共感してもらいやすい転職理由です。
家庭の事情がこれまでの転職回数に影響しているのであれば、履歴書に記入し、面接でもアピールすると採用側に安心してもらえるよ。
加えて「今後はライフイベントがない」「保育所は決まっている」「家族のサポートが得やすい」などを伝えることもポイントです。
難しい場合はエージェントに交渉に入ってもらう
求職する時に自分をPRするのは結構難しいよね。
そうですね。自分だけだとちゃんとアピールできているか不安になります。
安心して!なすこちゃんのように不安を抱えている看護師さんを転職エージェントが支援してくれるんだ!
転職エージェント「ナースタ」は面接前にしっかりと交渉を行い、転職回数が多い理由などをしっかりと説明します。
悪くない転職を繰り返して、印象を悪くなるのはすごくもったいないので、ナースタがしっかりとアピールしてくれるので安心です!
すごい心強いですね!さっそく相談してみます!
いかがでしたか?
無駄に転職を繰り返すと悪印象を与えてしまいますが、魅力的な志望動機を伝えれば大きな不利を被ることは無いので、自分の価値をアピールしていきましょう。
また、再就職先を探したり志望動機を考えるのは手間と時間がかかってしまうため、一人で進めるのではなく転職エージェントを活用して、ミスマッチのない転職をしてくださいね!
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