もう少しでボーナスの時期だね。
そうですね!今年はどれくらいもらえるか楽しみです!
そうだね。ボーナスって病院ごとに金額が違うし、その人の評価によっても大きく変わってくるって知ってた?
え!?そうなんですか?知らなかったです!
それでは看護師さんのボーナスについて、ポイントを押さえつつ説明していくね!
ボーナスの基礎知識を押さえよう
ボーナスはいつ支給される?
看護師のボーナスが支給される時期は、一般的に夏(6月)と冬(12月)の2回です。
病院や施設によっては、ボーナスが年に3回支給されたり、年に1回しか支給されなかったりすることもあります。
職場によってこんなに差があるんですね!
ボーナスの具体的な支給時期や金額については、勤務先によってバラバラなんだよ。
そのため、新たに転職や就職をされる看護師の方は、ボーナスの支給時期や金額についてチェックしましょう。
ボーナスの支給時期や金額の確認の仕方に不安がある方に、転職エージェント「ナースタ」では随時相談を承っているのでぜひ活用してみてくださいね。
看護師のボーナスの平均は?
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、看護師のボーナス平均額は夏、冬合わせて約862,100円です。
看護師の基本給の平均が約351,600円のため、1回に支給されるボーナスは基本給の約1.2ヶ月分となります。
私もこんなにもらえるのかな!?
看護師のボーナス平均額は年齢や経験年数、勤務する都道府県等によって変わってくるんだ。
看護師のボーナス平均額を年齢別に見ていきましょう。
年齢 | ボーナス額面 | 手取り額(額面の80%) |
---|---|---|
20~24歳 | 約462,000円 | 約369,600円 |
25~29歳 | 約767,000円 | 約613,600円 |
30~34歳 | 約783,000円 | 約626,400円 |
35~39歳 | 約906,000円 | 約724,800円 |
40~44歳 | 約965,000円 | 約772,000円 |
45~49歳 | 約1,036,000円 | 約828,800円 |
50~54歳 | 約1,058,000円 | 約846,400円 |
55~59歳 | 約1,090,000円 | 約872,000円 |
60~64歳 | 約703,000円 | 約562,400円 |
65〜69歳 | 約445,000円 | 約356,000円 |
70歳〜 | 約272,500円 | 約218,000円 |
20代前半のボーナス平均額は1年目の看護師が含まれているから低くなっているよ。
最初は少ないけど、年齢が高くなるにつれてボーナス平均額がアップしていくんですね。
60歳以降になると定年後に非正社員として再雇用される人が多いため、支給されるボーナスが減る傾向にあります。
看護師のボーナスの平均額は、経験年数によっても異なります。
経験年数 | ボーナス額面 | 手取り額(額面の80%) |
---|---|---|
0年 | 約93,100円 | 約74,480円 |
1~4年 | 約706,000円 | 約564,800円 |
5~9年 | 約846,700円 | 約677,360円 |
10~14年 | 約914,900円 | 約731,920円 |
15年以上 | 約1,036,000円 | 約828,800円 |
経験年数も長くなるほど、看護師のボーナス平均額も高くなるんですね!
そうだね。新卒1年目の看護師さんは実務経験が少ないことと、4月からの入社だから支給されるボーナスが少ないんだ。
看護師さんのボーナスは勤続年数や年齢だけではなく、勤務する地域によっても異なります。
「令和4年賃金構造基本統計調査」をもとに、看護師のボーナス平均額が高い都道府県を算出すると、以下となります。
順位 | 都道府県 | ボーナス平均額 |
---|---|---|
1位 | 富山県 | 約1,062,100円 |
2位 | 岐阜県 | 約1,056,200円 |
3位 | 福井県 | 約1,032,900円 |
4位 | 山口県 | 約1,021,400円 |
5位 | 新潟県 | 約973,400円 |
高いボーナスをもらいたいと考えている看護師さんはぜひ参考にしてください!
病院ごとのボーナスの違いを知る
ボーナスの評価基準を把握する
私たちのボーナスの額ってどうやって決められているんですか?
看護師さんのボーナス査定基準となることが多い3つのポイントについて説明するね。
ボーナス査定のポイント!
・勤続年数
・役職
・勤務態度
勤続年数によりボーナス額だけでなく基本給もアップします。
ボーナスは基本給で計算されることが多いから、昇給すればどんどんボーナスも増えていくってことですね!
だけど看護師さんの場合は、勤続年数が増える間、ずっと上がり続けるわけではないんだ。一定の年数が経つとほとんど昇給しなくなる傾向にあるよ。
役職の有無によっても、看護師のボーナス額は変わります。
役職がつくと役職手当が給与に上乗せされるため、ボーナスにも反映されます。
勤務態度もボーナスに影響を与えます。
「遅刻をしていないか」「仕事をまじめにこなしてるか」などの基本的なことが査定に影響するといわれているよ。なすこちゃんは大丈夫?
どきっ!?私大丈夫かな・・・。
ただ、業務に対する評価は、施設や病院によって大きく異なります。
自分の業務が正しく評価されないと感じる方は、転職を検討してみるのもおすすめです。
ボーナスが高い病院の特徴
せっかくならボーナスが高い病院で働きたいなぁ。
そうだよね!ではボーナスが高い病院の特徴を挙げていくよ!
・国や独立行政法人が管轄している
・従業員が多い
・私立大学病院
国や独立行政法人が管轄する病院で働く看護師は、公務員として扱われます。
公務員として勤務する看護師のボーナスは、年間4〜4.5ヶ月分ほど支給されることもあってかなり高い傾向にあるよ。
従業員数の多い病院も、ボーナスの支給額が高い傾向にあります。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」をもとに、看護師のボーナス平均額を施設規模別に算出すると、以下のとおりです。
従業員数 | ボーナス額面 | 手取り(額面の80%) |
---|---|---|
10〜99人 | 約647,900円 | 約518,320円 |
100〜999人 | 約794,300円 | 約635,440円 |
1,000人以上 | 約1,031,300円 | 約825,040円 |
従業員数の多い病院や施設ほど、看護師のボーナス平均額が高くなります。
私立大学病院も、看護師のボーナスが高い施設は多いです。
大学病院では一般的な病院よりも専門性の高い治療をしていることが多く、その分病院が受け取る診療報酬も高くなるんだ。
これらの報酬が看護師にも還元されることで、私立の大学病院では看護師のボーナスが高くなりやすいです。
ボーナスの計算は、簡単にはわからない。
転職サイトやHPに書かれているものは、本当に簡単にしか書かれてないから比較が難しいんだ。
転職を検討しているなら、新しい職場のボーナスの仕組みも知っておくべきです。
特にボーナスの基準とされている金額がどの程度かがすごく重要だよ!
ボーナスって基本給で計算されるって聞いたことがあるんですけど違うんですか?
基本給のみで計算することもあれば、手当てや夜勤を行っているかなど、様々な基準点がプラスされてボーナスが支払われるケースがあるんだ。だから単純に〇か月分だからOKだ!という安易な考え方はやめておこう!
知らなかった・・・。ボーナスの計算って結構複雑なんですね!
ボーナスは、勤務実績や評価に基づいて計算されることが一般的。
この評価基準を知ることで、自分の努力がどれだけボーナスに影響するのかが見えてくるよ。積極的に業務に取り組むことで、より良い評価とボーナスを手に入れるチャンスが広がるんだ!
個人差がしっかりとつく病院もあるので、評価基準もしっかりと確認しておくことが大事です。
もし、詳細に比較したい場合は「ナースタ」をぜひご活用ください!
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