看護師って色々な仕事があるんだな~。
なすこちゃんが本を読んでいる!?ど、どうしたの!?
私だって本を読みますよ・・・。看護師の仕事って他にどんなことをするのか気になって読んでたんです。
なるほど!では僕からも代表的な看護師さんの仕事について説明するね!
看護師の職場としての病棟:特徴と働き方
病棟勤務の実態:日々の業務内容と役割
・検温・投薬・点滴など
・急変・急患対応
・検査・治療の介助
・患者の入院生活の援助
・患者の不安を取り除く
日常的な検温や点滴などの処置から、検査準備・食事の配膳・着替えや排泄などの介助など幅広い業務に携わり、患者さんが安心して治療を受けられる体制を用意します。
病棟の看護師さんは患者さんの就寝後も、病室の見回り、24時間点滴の管理、呼吸機や心電図モニターのチェック、明日の検査の準備など常に病棟中に気を配っているんだよ。
へぇ~。病棟だと緊急入院や患者さんの容態によっては緊急検査・手術が入ることもありますよね。
そうだね。多職種と連携して、医師の指示通りに検査や治療をスムーズに行うことも大切だけど、同時に検査や治療を控えて不安を抱えている患者さんの精神的支援もすごく重要だよ。
病棟勤務のメリットとデメリット:チームワークと多様性
メリットとして、
病棟看護師だと入院患者がいるので、患者を受け持つことで、担当する患者と人数が決まるため、病状の把握など情報収集がしやすくなります。
医師だけでなく理学療法士や栄養士、医療相談員とさまざまな職種がいるから多様性があって、患者を支えるチームとして働くことができるのが魅力だね!
仕事量も多く、同じ患者を継続担当することが多いため、看護師としての勉強になりスキルアップがのぞめると考える看護師さんも多くいます。
また、夜勤があるためお給料も高めの場合が多いです。
デメリットとして、
特に夜勤や深夜勤に関しては体力面だけではなく精神的にも厳しく、クリニックなど夜勤がないところに転職を考える看護師さんも少なくありません。
夜勤も大変そうですけど、常にナースコール対応をしなきゃならないし、急変もいつ起こるから分からないからプレッシャーが多そうですね。
なすこちゃんが考えているプレッシャーも職場によって変わってくるからメリット、デメリットを把握したうえで仕事を探すことが良い職場に出会える鍵になるよ。
転職でお悩みの際は、遠慮なくナースタまでご相談ください。
外来勤務の看護師:業務の流れと職場環境
外来での看護師の役割:患者対応と診療サポート
・診察の準備
・医師の診察のサポート
・療養相談・指導
・受付対応・事務作業
・病棟との連絡・連携
病棟勤務で行うような、食事・排泄・入浴などの身体介助はなく、医師の診察のサポートがメイン業務です。
看護師がする医療処置ってなにかあるんですか?
医療処置は少ないけど、医師の指示のもとバイタルチェック・採血・注射などを行うことはあるよ。
また、規模の小さいクリニックでは、「受付・電話対応」「事務作業」「器具の消毒・清掃」など、業務は多岐に渡ります。
入院設備のある病院では、ベッドの空き状況の確認・入院や手術の連絡などの病棟との連携業務も求められます。
外来勤務の長所と短所:時間管理と業務の範囲
メリットとして、
病院にもよりますが、外来勤務は基本的に夜勤がありません。
診察時間は朝から夕方までがほとんどなので、日勤のみの働き方に集中できます。残業はほぼありません。
友だちも夜勤や残業がないから子育てしやすいって言ってたな~。
完全週休2日制や固定休みの場合が多いから子育てやプライベートの時間を確保したい看護師さんにとってメリットだよね。
外来の患者さんは基本的には自立しており、移乗や体位変換、入浴介助などが病棟勤務に比べてほとんどありません。
外来看護師も立ち仕事が多く忙しいものの、身体的負担が少ないのはメリットです。
デメリットとして、
患者さんは症状が軽い人が多いから、病棟勤務のようにさまざまな経験をしてスキルアップを狙うことは難しい傾向にあるんだ。
復職したい方にとってはおすすめの職場ですが、新卒や臨床経験の少ない方のように、スキルアップを目指す方には不向きの職場といえます。
外来だと多くの患者さんが受診に来るから、病棟と違って一人ひとりとコミュニケーションを取ることが難しいって聞いたことがあります。
患者さんとコミュニケーションをしっかり取りつつ、関係を深めながら仕事をしたい人にとってはデメリットと感じるかもしれないね。
外来看護師は夜勤がないのはメリットですが、夜勤手当がない分給与は下がってしまいます。
夜勤手当は1回平均1.1万円といわれているので、夜勤有無で年収に50万円以上の差がでるということになります。
訪問看護の世界:自宅ケアの特性と課題
訪問看護の業務内容と日常:自立した働き方
・日常生活の援助
・健康観察
・リハビリの援助
・医療処置
・精神ケア
訪問看護師は限られた時間での訪問時に、適切に患者さんの変化を観察し、本人や家族が訪問看護師がいない間にも、ケアを行いやすい環境を作ります。
患者さんの病状や、病気をよく観察し、起こりうることを予測し、事故や感染を起こす可能性のある要因を、取り除くことも大切です。
訪問看護だと患者さんだけでじゃなくて、介護者となる家族へのサポートも必要ですよね。
すごいなすこちゃん!その通りだよ!
介護者が無理なくできるケアを提示してあげること、また、訪問時にそれが十分にできていないことが分かっても、責めたりせず、一緒に新たなケアプランを考えたり、アドバイスをして、家族の精神的負担や不安を取り除くようにします。
それと、利用者はお客さんとして訪問看護ステーションと契約を結ぶよ。質の良いサービスを提供するのはもちろん、マーケティングやコストといった経営の視点を持つことも必要になってくるのが訪問看護の特徴だね。
また自分だけでは判断が難しい状態を的確に観察し、他の専門職や看護師に説明し、相談できるコミュニケーション力が必要となります。
訪問看護の一日
時間 | 勤務内容 |
---|---|
8:30 (出勤) | 訪問看護ステーションに出勤した後、電話やメールの確認を行う。ミーティングでは本日の訪問の流れや利用者様の情報共有する。 |
9:00 (訪問看護開始) | 準備が完了したら訪問に出発。訪問件数は1〜2件ほどで日によっては3件以上の場合もある。 |
12:00 (昼食) | |
13:00 (訪問看護開始) | 訪問件数は2〜3件ほど。訪問先で看護業務を行いながら、医療処置だけでなく、療養上の世話も行う。 |
16:30 (帰社) | 訪問を終えてステーションに戻り、午前と同じく利用者様の申し送りや看護記録の記入、他機関に提出する計画書や報告書の作成を進めていく。 |
17:00 (勤務終了) | 翌日のスケジュールや準備を終えたら業務は終了。 |
訪問看護の利点と問題点:柔軟性と個別対応の必要性
メリットとして、
デメリットとして、
訪問時間は、平日9時~夕方までが多いので、病棟勤務の看護師よりも働きやすいことがメリットのひとつです。
病棟よりは働きやすそうですね!
だけどステーションによっては、オンコール対応担当になることがあったり、休日でも訪問がある場合があるんだ。
また、訪問看護ステーションは、少人数のところも多く、経営に関わることを訪問看護師自身が担う場合もあります。
それをメリットと感じる人もいれば、看護以外のことはやりたくない人にとっては、デメリットと感じてしまう訪問看護師もいます。
手術室で働く看護師:特別なスキルと環境
手術室での役割と業務内容:専門性の高さ
手術室看護師の役割として器械出しと外回りがあります。
器械出しは手術に必要な器械を準備し、医師に渡したり整理整頓したりすることが主な役割だよ。
よくドラマの手術で出てくるほうですね。
術中は手術の進行状況や医師の動きを見て先読みし、迅速かつ正確に器械を準備します。
医師たちが手術しやすいように先回りして考えてながら、手術に集中できるようにしているんだよ。器械出し看護師のスキルが手術のスムーズな進行に影響するほど重要な存在なんだ。
「器械出し」の役割は、手術を直接サポートするため「直接介助」とも呼ばれます。
器械出し看護師が手術を直接介助する一方で、外回り看護師は手術を外から幅広くサポートするのが役割だよ。
具体的には、手術を受ける患者の手術に必要な処置、手術進行に応じた必要物品の準備、麻酔の介助、患者の状態の観察、手術の記録、コストチェック、環境整備など、非常に多岐にわたります。
手術を間接的にサポートするため「間接介助」と呼ばれることもあります。
手術室勤務のメリットとデメリット:ストレスとやりがい
メリットとして、
デメリットとして、
病棟や外来などと異なる手術室看護の特徴として、患者さんとコミュニケーションを直接とる機会が少ないことが挙げられます。
基本的に周手術期だけの関わりになるため、患者さんから直接感謝を言われることが少なく、やりがいや達成感を感じにくいという人も中にはいるようです。
確かにケアしたあとの患者さんの言葉ってすごく嬉しいし、やりがいに繋がるからちょっと寂しさもあるかな。
だけど誰にとっても手術はその人の一大事で、陰ながら患者さんのすぐ近くでサポートをして、手術成功へ導く手助けができたら、やりがいとしては十分だと思うよ。
透析看護の世界:専門的なケアと患者対応
透析室での業務と責任:長期的な患者ケア
・患者さんの健康管理と指導
・透析のプライミング(準備)
・透析のための穿刺・抜針・止血
・透析に使う機械の操作
・透析中の患者さんのバイタルチェック
・精神面など患者さんの総合的なケア
透析中は血圧低下がないか、気分の悪くなった患者さんがいないかなど、細かく目を配ることが大切です。
あとは病気についての相談などを受けながら、精神的なサポートも透析の看護師さんには求められるよ。
1回に4時間ほどの時間がかかり、1日おきに利用する方も多いため、患者さんと良好な関係を築きながら、少しでも心地よく過ごしてもらうことも重要です。
透析看護の良い点と課題:定期的なケアと対人関係
メリットとして、
基本的に透析クリニックなどは日勤かつ休みもしっかりとれるところがポイントと考えられます。
透析分野もしっかり休みが取れるんですね。
クリニックだとそうだけど、総合病院の透析科の場合、必ずしも当てはまるわけではないから、転職や就職の際に勤務体系の確認が必要だよ。
透析科においては、日頃通院されるかたがほとんどですので、患者さんと深くかかわることになります。
生活面や病気の現状に向き合いつつ、透析の知識を身につけていけます。
デメリットとして、
デメリットとしては、基本的に透析科はワンフロアで行うことが多いので、同僚の動きが目につくきやすく、お互いの会話や言動が筒抜けになってしまうことも多いようです。
そのために医師や看護師同士の人間関係でトラブルになりやすいという面があるんだ。
私も声が大きいほうだから気をつけよ・・・。
同様に、患者さんとの距離も近いぶん、関わり方で悩む看護師さんもいます。
また総合病院などに勤務する看護師は、様々な科を行き来して幅広い知識や技術を身に着ける機会を得られますが、透析分野では、透析においてのみ使用する機会や技術がもとめられることが多いため、一般的な医療行為から遠ざかります。
だから透析科以外への転職が難しいという一面があるんだ。
どこで働くべきか迷う人は?
看護師が活躍する職場は、病院以外にもたくさんあるので悩みますよね。
就職や転職を成功させるには目的を明確にして、就職対策を十分に行うことが大切だよ。
色々教えてもらいましたけど、実際に転職を考えたときに、自分に合った職場を見つけたり、就職対策を自分でするのは難しそうです・・・。
悩まれている看護師さんのために看護師専門転職エージェント「ナースタ」では、キャリアアドバイザーが、求職者に合った求人を紹介します。
職場の情報を詳しくお伝えできるため、転職後をイメージしやすく、ミスマッチを起こしにくいのがメリットです。
また面接などの就職対策も行います。
「何から始めて良いか分からない」と悩んでいる看護師さんのために、ナースタなら何でも相談できるから気軽に登録してみてね!
コメント