看護師国家試験の目的は、高得点ではなく合格ラインを超えることだけ。
難問が解けても、解けなくても、合格点さえ取れば同じ資格です。だからこそ大切なのは、他の受験生が確実に正解する“落とせない問題”を完璧にすること。
全部を完璧にする必要はありません。
解けるべき問題を確実に取れる人が、毎年しっかり合格していきます。
“全部”ではなく“必要なところだけ”に集中する。この割り切りこそが最速で合格するカギです。
そして国試まで残りわずかの今こそ、伸びる人は一気に伸びる時期。
そのために必要なのが、問題集の回転スピードを上げること・視点を広げること・自分で整理して覚えることの3つの戦略です。
今回は、明日からすぐ実践できる効果的な勉強法をご紹介します。
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なすこ回転数を上げて、時間を短縮？？？？？
なすだ先生そうなんだよね
では、具体的に説明していきますね‼️
①問題集の「回転スピード」を上げる
国試の勉強で最も大きな差がつくのは、実は“理解力”ではありません。同じ問題集を何周できたか、そして正確な知識がどれだけ安定したかです。
特におすすめなのが、問題を
- ⭕️：絶対にわかる
- △：知識が不安定
- ❌：ほとんど歯が立たない
の3つに仕分けする方法。
国試直前期は、このうち △を⭕️に変えることだけに集中します。
逆に、❌に分類される問題は「今は捨てる」。ここがとても重要です。
国試は“満点を取る試験”ではありません。6割〜7割を正確に取り切る試験です。
だからこそ、難問・奇問にこだわる必要はなく、「解けるべき問題」を確実に落とさないことが最優先なのです。
なので、❌に分類される問題は「今は捨てる」ことで、回転スピードが上がり自然と勉強時間も短縮されます。同じ問題に悩む時間がなくなり、テンポよく進められるため、学習時間が短縮できます。
▶ わからない問題は捨てる勇気。回せば回すほど明確な知識で点数が安定する。
これだけで、国試の合格ラインに一気に近づきます。
②「視点を広げる」ことで理解が深まる
勉強がマンネリ化してくると、ただ問題を解くだけの作業になりがちです。
そんなときこそ、「へぇ〜」「なるほど」「そうだったんだ！」と感じる“視点の広げ方”が効果的。
特におすすめなのが、「自分が作問者だったら何を聞きたいか？」という視点で考えることです。
例えば、同じ疾患でも
- どんなところが国家試験では狙われやすいのか
- どんなポイントが受験生がつまずきやすいのか
- どんなワードが入っていたら正答を選べるのか
これらを考えるだけで、暗記ではなく“理解ベースの知識”が身につきます。
視点が広がると、類似問題にも強くなり、初見問題に対応できる思考力が伸びていきます。
③「自分で整理」したものは忘れない
最後に一番効くのが、「自分の言葉でまとめて、丸暗記する」こと。
- まとめ表や図を自作して、丸暗記！
- そのまま丸覚えする領域は早めに終わらせる
- 類似疾患は比較して覚える（例：心不全と腎不全、COPDと喘息など）
この3つが圧倒的に効きます。
比較すると情報が整理され、覚える優先順位も見えてきます。「違い」がわかると、問題文の文章を読んだ瞬間に「これはあっちの疾患だ」と判断しやすくなり、得点に直結します。
また、自分で作ったノートは理解の跡が残っているため、繰り返すことで丸暗記しやすく、直前期の見直しにも最適です。
模試の復習では、確実な1点を増やす
✅ うる覚えで解答した問題 → 最優先で復習！
模試後の復習でも、点数よりも“曖昧さ”に注目してください。
「うる覚え」を「確実」に変える学習こそが、最も効率的で最短の合格ルートなのです。
✅ 間違えた問題 → 次に復習
✅ 完全にわからなかった問題 → 最後に or 思い切って後回し
問題文を読んで、何を言っているのかが理解できなかった問題の優先順位は低めです。
学習時間がなければ捨てる判断もアリ。
焦ってすべてに手を出すより、今は“確実な1点”を増やすのが得策！
優先順位を明確にしておくと、時間がなくても効率的に点数を積み上げられます。
まとめ：やるべきことはシンプル
国試対策は複雑そうに見えて、実はやるべきことはとてもシンプルです。
- 問題集を高速で回し、△を⭕️に変える。
- 「作問者思考」で視点を広げる。
- 自分で整理し、類似疾患を比較して覚える。
この3つを意識するだけで、合格への道は一気にクリアになります。
迷ったら“できることだけに集中する”。国試は頑張った分だけ確実に成果が返ってきます。
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