老人ホームの看護師って何するの?仕事内容を紹介!

なすこ

病院での勤務もいいけど、高齢者のお世話をする仕事もしてみたいな~。

なすだ先生

それなら老人ホームがおすすめだよ。

なすこ

老人ホーム?そこは介護士さんだけが働けるところじゃないんですか?

なすだ先生

そんなことないよ!老人ホームは介護士以外にも多職種のスタッフがいて、その中に看護師さんも含まれているんだ!老人ホームの看護師さんは利用者にとってとても重要な役割を果たしているんだよ。

なすこ

知らなかったです!詳しく教えてください!

目次

老人ホームについて

老人ホームとは?

・介護保険法に基づいて設立されている介護施設
・特別養護老人ホーム・介護老人福祉施設・養護老人ホーム・軽費老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅などの施設がある
・ADLや自立度、医療依存度の高さにより入居条件が異なる

施設には入居者専用の居室や食堂、浴場、レクリエーションを行う広間などの共有スペースが設けられているのが一般的。

入居者同士がいっしょに食事をしたり、趣味や施設内の活動を通じて交流を深めたりします。

なすだ先生

医療機関ではないから契約している医師はいるけど、常駐する医師はいないんだ。

なすこ

えっ!?利用者になにかあったらどうすればいいんですか?

なすだ先生

入居者全体の健康管理は看護師が行って、必要があれば医師と連携する形なんだ。

老人ホームの看護師は、必要に応じて入居者に対して医療的ケアを行います。

看護師の配置は1名から複数名で、基本的にケアマネジャー・介護士・ケースワーカー・医師など多職種のスタッフと連携して働きます。

種類・規模による違い

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種類特徴
養護老人ホーム自宅で介助を受けられない高齢者を行政が養護する
特別養護老人ホーム常時介護が必要な高齢者が入居する
軽費老人ホーム無料あるいは低額で日常生活をサポートする
住宅型のサービス介護の有無だけではなく、生活支援だけを行う

自分で身の回りのことの大半をこなせる利用者が多いところは規模が大きい傾向にあります。

逆に介護者の手助けが必要な要介護者向けの施設は50室未満の小規模な施設がほとんどです。

そして、入居者の数によって看護師の人数が定められています。

・入居者が30名までの施設では看護師1名
・入居者が31~80名までの施設は看護師2名
・入居者が81~130名までの施設は看護師3名

なすこ

入居者の数が多いほど看護師の数も多くなるってことなんですね。

老人ホームの業務内容

1日の流れ

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出勤時間内容
8:30出勤・申し送り
9:00巡回・ケア
10:00処置(医師の指導に基づき)
11:00入浴前後の対応
12:00昼食時の見守り・サポート
13:00昼食
14:00レクなど入居者との交流など
15:30健康状態の記入
17:00申し送り
18:00終業
なすこ

レクリエーションがあるところが老人ホームの特徴ですよね。高齢者の方と楽しみながらしっかりと利用者さんに向き合えるから素敵な職場ですね!

主な仕事内容

医療行為

・ご入居者の体調確認
・入浴可否の判断
・入浴後の軟膏塗布や褥瘡処置
・必要に応じた痰の吸引
・胃ろうによる注入
・インスリン投与
・ケガをした場合の応急処置
・医師への報告
・受診可否の判断
・救急要請
・通院介助

日常生活の援助

・爪切り
・食事介助
・口腔ケア
・服薬の管理と与薬
・おむつ交換

おむつ交換は看護師が行わない施設も多いですが、入居者の中にはADLが低い方も多く、介護士や他のスタッフと協力して対応することもあります。

なすだ先生

入居する高齢者との交流は必須になるから、高齢者と接することが好きな看護師さんが向いているよ。

なすこ

じゃあ私は高齢者の方と話すのが大好きだから向いているかも!

また、老人ホームの入居者は、長期である場合が多く信頼関係をじっくりと築くことができます。

老人看護や認知症への対応、ターミナルケアといった分野に興味がある人にもおすすめです。

老人ホーム看護師のメリット・デメリット

メリット

経験が浅い方やブランクがある方も働きやすい

主な仕事が日々の健康チェックと服薬の管理になります。

バイタルチェックや採血、点滴、たんの吸引といった業務がメインで、高度な医療行為は多くありません。

勤務時間が安定している

残業が必要なケースも少なく、勤務時間が安定しています。

急な対応もほとんどなく、定時に帰宅できて休憩もしっかりできます。

家庭とのバランスを取るには最適な職場でしょう。

デメリット

スキルアップが難しい

医療行為が限定されているため、看護師としてのスキル向上を望む方には物足りなく感じるかもしれません。

自分に合った求人を見つけにくい

老人ホームは施設数こそ多いものの、看護師の配置が義務ではない施設もあります。

非公開求人であるケースも多いため人材サービスへの登録をおすすめします。

老人ホーム看護師になるための転職ポイント

志望動機

・利用者との向き合い方を変えるために転職したいことをアピールする
・過去の経験を活かして復職したいとアピールする
・看取り看護ができる施設で働きたいと伝える

自己PR

・高齢者の看護に慣れている点をアピールする
・実際の介護経験をアピールする

老人ホームに応募する際には一定水準の看護スキルはもちろん高齢者ケアに対する熱意や多職種と連携して働ける協調性を合わせてアピールすると良いですよ!

転職エージェントを活用する

なすだ先生

老人ホームの概要や仕事内容について説明したけど参考になったかな?

なすこ

はい!だけど老人ホームの求人ってどうやって調べればいいんですか?転職ってすごい大変そうなイメージなんですよね。

なすだ先生

そんなときは転職エージェントを活用するといいよ!未公開の求人の情報を教えてくれるし、転職に関する相談にも対応しているんだ!

なすこ

なるほど。あと志望動機とか自己PRのポイントも教えてもらったんですけど、本当に正しく書けているか自信がないです。

なすだ先生

大丈夫!転職エージェント「ナースタなら履歴書の書き方や面接対策、転職後のフォローまでしてくれるんだ!登録も簡単で無料だからぜひ活用してみてね!

老人ホームは施設ごとにサービスや業務内容が異なっています。

転職を考える際は施設の特徴をつかみ、自分に合っているか考えることが大切です。

理想に近い職場探しの第一歩としてまずはナースタに相談してみてくださいね!

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