試験終了直後から、X(旧Twitter)などで「難しかった」という声が続出した第113回試験、かなり難しかったのかな〜
はい、受験生にとっては毎年難しいと思いますよ
えっ!難しかったんですね!
そりゃ、受験する人にとっては緊張もするし、大変な試験ですよ
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第113回 看護師国家試験 合格状況
第113回 看護師国家試験 合格状況
受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 | |
---|---|---|---|
全体 | 63,301 | 55,557 | 87.8% |
新卒者 | 57,860 | 53,903 | 93.2% |
既卒者 | 5,441 | 1,654 | 30.4% |
今回の看護師国家試験の問題を分析した結果、必修問題の難易度が高かった一方で、
一般問題や状況設定問題の難易度は、例年と比べて大きな変化は見られないという印象を受けました。
必修問題が難化した理由としては、予想外の内容が出題されたことが大きく影響しています。
さらに、以前は一般問題として扱われていたものが必修問題として出題されるケースもありました。
そのため、単なる暗記では対応できない、より深い理解と基本的な知識を問う問題が多く出題されました。
これにより、受験生にとっては難度が高く感じられたでしょう。
なるほど、難しかったんですね!
合格率が低いだけで難しいか否かの判断はつかないよね、
過去10年での傾向と比べてどうだったのかを説明していきますね
過去5年の看護師国家試験合格率推移
看護師国家試験(全体)
年度 | 出願者数(人) | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
令和6年(第113回) | 63,931 | 63,301 | 55,557 | 87.8% |
令和5年(第112回) | 64,704 | 64,051 | 58,152 | 90.8% |
令和4年(第111回) | 65,684 | 65,025 | 59,344 | 91.3% |
令和3年(第110回) | 66,778 | 66,124 | 59,769 | 90.4% |
令和2年(第109回) | 66,250 | 65,569 | 58,514 | 89.2% |
平成31年(第108回) | 64,153 | 63,603 | 56,767 | 89.3% |
平成30年(第107回) | 65,070 | 64,488 | 58,682 | 91.0% |
平成29年(第106回) | 63,043 | 62,534 | 55,367 | 88.5% |
平成28年(第105回) | 62,633 | 62,154 | 55,585 | 89.4% |
平成27年(第104回) | 61,480 | 60,947 | 54,871 | 90.0% |
平均 | 64,373 | 63,780 | 57,261 | 89.7% |
看護師国家試験(新卒)
年度 | 出願者数(人) | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
令和6年(第113回) | 58,215 | 57,860 | 53,903 | 93.2% |
令和5年(第112回) | 59,290 | 58,911 | 56,276 | 95.5% |
令和4年(第111回) | 59,440 | 59,148 | 57,057 | 96.5% |
令和3年(第110回) | 59,936 | 59,593 | 56,868 | 95.4% |
令和2年(第109回) | 59,736 | 59,320 | 56,175 | 94.7% |
平成31年(第108回) | 58,622 | 58,308 | 55,216 | 94.7% |
平成30年(第107回) | 58,288 | 57,929 | 55,764 | 96.3% |
平成29年(第106回) | 56,706 | 56,381 | 53,177 | 94.3% |
平成28年(第105回) | 56,697 | 56,414 | 53,547 | 94.9% |
平成27年(第104回) | 55,348 | 55,015 | 52,547 | 95.5% |
平均 | 58,228 | 57,888 | 55,053 | 95.1% |
新卒生の合格率だけで考えると、過去10年で最も低いことになりますが、全体的には例年通り95%弱の合格率でしたね
看護師国家試験(既卒)
年度 | 出願者数(人) | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
令和6年(第113回) | 5,716 | 5,441 | 1,654 | 30.4% |
令和5年(第112回) | 5,414 | 5,140 | 1,876 | 36.5% |
令和4年(第111回) | 6,244 | 5,877 | 2,287 | 38.9% |
令和3年(第110回) | 6,842 | 6,531 | 2,901 | 44.4% |
令和2年(第109回) | 6,514 | 6,249 | 2,339 | 37.4% |
平成31年(第108回) | 5,531 | 5,295 | 1,551 | 29.3% |
平成30年(第107回) | 6,782 | 6,559 | 2,918 | 44.5% |
平成29年(第106回) | 6,337 | 6,153 | 2,190 | 35.6% |
平成28年(第105回) | 5,936 | 5,740 | 2,038 | 35.5% |
平成27年(第104回) | 6,132 | 5,932 | 2,324 | 39.2% |
平均 | 6,145 | 5,892 | 2,208 | 37.2% |
あれ?108回の時の方が低い?
既卒生の合格率が低かったの?
108回の問題も試験後の要望書で、「正答が複数」「正答なし」「教育内容が周知されていない」等の要望が多かった年でしたが、
113回の結果としては、必修問題の不適切問題が非常に多い年で、
合否が大きく別れた部分だと思いますが、その中でも
既卒生の合格率が今年も低かったんですよ
看護師国家試験合格状況
第113回看護師国家試験合格状況
区分 | 新卒 | 既卒 | |||||
受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |||
3年課程 | 48,565 | 45,726 | 94.2% | 2,957 | 1,169 | 39.5% | |
大学 | 24,000 | 22,932 | 95.6% | 1,105 | 1,060 | 47.0% | |
短期大学 | 1,002 | 889 | 88.7% | 157 | 58 | 35.7% | |
養成所 | 23,563 | 21,905 | 93.0% | 1,740 | 615 | 35.3% | |
2年課程 | 5,942 | 5,191 | 87.4% | 1,527 | 300 | 19.6% | |
短期大学 | 115 | 84 | 73.0% | 34 | 10 | 29.4% | |
養成所 | 2,907 | 2,653 | 91.3% | 327 | 77 | 23.5% | |
高等学校専攻科 | 198 | 181 | 91.4% | 42 | 7 | 16.7% | |
通信制 | 2,722 | 2,273 | 83.5% | 1,124 | 206 | 18.3% | |
高校・高校専攻科5年一貫教育 | 3,010 | 2,895 | 93.4% | 389 | 115 | 29.6% | |
EPA | 51 | 2 | 3.9% | 243 | 15 | 6.2% | |
受験資格認定 | 201 | 89 | 44.3% | 238 | 47 | 19.7% | |
該当なし | 0 | 0 | ― | 87 | 8 | 9.2% | |
計 | 57,860 | 53,903 | 93.2% | 5,441 | 1,654 | 30.4% |
第112回看護師国家試験合格状況
区分 | 新卒 | 既卒 | |||||
受験者数 | 合格者数 | 受験者数 | 受験者数 | 合格率 | 合格率 | ||
3年課程 | 49,235 | 47,407 | 96.3% | 2,401 | 1,046 | 43.6% | |
大学 | 24,085 | 23,377 | 97.1% | 737 | 334 | 45.3% | |
短期大学 | 1,069 | 990 | 92.6% | 148 | 54 | 36.5% | |
養成所 | 24,081 | 23,040 | 95.7% | 1,516 | 658 | 43.4% | |
2年課程 | 6,041 | 5,563 | 92.1% | 1,748 | 571 | 32.7% | |
短期大学 | 129 | 105 | 81.4% | 27 | 11 | 40.7% | |
養成所 | 3,227 | 3,102 | 96.1% | 393 | 159 | 40.5% | |
高等学校専攻科 | 192 | 181 | 94.3% | 45 | 13 | 28.9% | |
通信制 | 2,493 | 2,175 | 87.2% | 1,283 | 388 | 30.2% | |
高校・高校専攻科 5年一貫教育 | 3,174 | 94.4% | 367 | 89 | 24.3% | ||
EPA | 5 | 9.4% | 282 | 70 | 24.8% | ||
受験資格認定 | 127 | 58.3% | 245 | 86 | 35.1% | ||
該当なし | ― | ― | 97 | 14 | 14.4% | ||
計 | 56,276 | 95.5% | 5,140 | 1,876 | 36.5% |
新卒生でも、通信制の合格率が低い!
合格率に関わっている大きな要因は、「勉強期間」で、
当たり前と言えば当たり前ですが、3年過程の方の方が勉強時間も長いので合格率は高いです。
逆に、勉強期間が1年短くて、通信制に通われている方の多くは、お仕事を併用されている方が多いので、学習時間の確保が合否の分かれ目なのかと思います。
困難な方も多いのでしょうね
既卒生が合格する率も低いのは?
看護師国家試験において、2年生の通信学生や既卒生の合格率が低い理由
学習時間の不足:
通信のメリットは働きながら学べる環境が整っていることですが、自己学習が中心となるため、
計画的に学習時間を確保することが難しいことがあります。
さらに、3年制や4年制の全日制プログラムに比べて、カリキュラムが圧縮されているため、
詰め込み式になりやすく、特に基本的な解剖等の知識の学習内容の理解が浅くなる傾向があります。
特に、仕事や家庭の事情と両立しながら学ぶ学生にとっては、十分な学習時間を確保することが難しく、
試験対策が不十分になることがあります。
試験対策の不足:
通信教育や既卒生は、試験対策に特化したプログラムや模擬試験を受ける機会が少ない傾向のあります。
そのため、本番の試験形式や時間配分に慣れていないことが合格率の低下につながることがあります。
可能な限り、会場でのの模擬試験を受験して、緊張感に慣れて欲しいです。
モチベーションの維持:
全ての受験生に共通していますが、看護師国試合格までの道筋には自己管理が求められます。
通信教育や既卒生は、対面授業に比べて教師や同級生からのサポートを受ける機会が少なく、
合格に向けて、モチベーションの維持が難しい時もあります。
特に、孤独な学習環境では、継続的な学習意欲を保つことが難しくなりがちです。
これらの要因が重なり、2年生の通信学生や既卒生の合格率が低くなる傾向があります。
対策としては、計画的な学習スケジュールの作成、模擬試験の活用、学習コミュニティへの参加などがあります。
通信制の方と同じで、お仕事しながらの国試対策って、
最新の情報に触れて、しっかりと時間管理をしながら進める必要があるから、その辺りが管理できるか否かで変わってくるんでしょうね
結局のところ、114回看護師国家試験って、例年より難しいの?
8割正解しないといけない必修問題で、6問も不適切問題があれば、
午前のテスト中から不安になって涙を流した受験生もいたと聞きます。
ただ、例年通り合格率は9割程度で、なすゼミ生でもしっかりと基礎部分の土台を積み上げた人は、合格できています
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学校の先生が、「今回の国試は平均点があがって全体的に難しくなる」って言うから114回の試験は難しくなるんですよね?
毎年毎年受験生から質問されますが、そんな事が発表されたら
もっともっと情報として出回りますよね。
ちょっと僕には情報のその出所がいつも理解できないんだ。
実習で散々「コンキョは?」って聞かれてたから、
学校の先生に「根拠は?」って聞いてきます!!
その結果、先生の気分を害してどんな形になっても、
なすだは責任を取れません。
それ!前も言ってましたよね!
覚えてたの?
看護師国家試験 114回 問題については、アプリ、Web版ナースタなどでも、随時更新予定なので、確認して欲しいです。
【ナースタアプリ】 https://nursta.page.link/mVYD
【web版ナースタ】 https://nursta.jp/kokushi/
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