【看護師国試必修対策】統計問題を最新データで完全整理！⑤

看護師国家試験の必修問題では、「日本の人口動態」「平均寿命」「死因順位」「合計特殊出生率」「国民健康・栄養調査」「世帯構造」など、毎年2～3問は統計から出題されます。
数字を覚えていないと正解できませんが、逆に言えば 暗記すれば確実に得点できるボーナス問題です。

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統計問題：6つの必修ポイント

① 平均寿命（2023年人口動態統計）

• 男性：81.09歳
• 女性：87.13歳
  👉 女性＞男性は不動のパターン。世界的にもトップクラスです。

② 死因の順位（令和5年：2023年人口動態統計）

• 第1位：悪性新生物（がん） 24.3%
• 第2位：心疾患 14.7%
• 第3位：老衰 12.1%
• 第4位：脳血管疾患
• 第5位：肺炎
  👉 「老衰が3位に上がった」という変化が狙われやすい。

③ 合計特殊出生率（2023年）

• 1.20（過去最低、前年比0.06ポイント低下）
  👉 「1.3前後」からさらに下がった最新値に注意。

④ 国民健康・栄養調査

• 実施主体：厚生労働省
• 実施時期：毎年11月
• 調査項目：食生活、栄養素摂取量、生活習慣（喫煙・運動・飲酒など）
  👉 国家試験で「誰が？いつ？」が問われた実績あり！
  👉 「都道府県が実施」「数年ごとに実施」といった誤答に注意。

⑤ 世帯構造の変化（最新白書より手厚く）

• 高齢者世帯の増加
  　65歳以上の高齢者がいる世帯は 全世帯の約半数（約49〜50％）。
  　「高齢者世帯」は今や珍しくなく、標準的な世帯形態となりつつある。
• 高齢者単独世帯の推移
  　1980年：約4％ → 2020年：約15％（約4倍増）。
  　特に女性の割合が高く、高齢女性の5人に1人以上が一人暮らし。
  　👉 平均寿命の差が背景。
• 高齢夫婦のみ世帯の推移
  　1980年：約10％ → 2020年：約32％（3倍以上増加）。
  　👉 核家族化・健康寿命の延伸が影響。
• 三世代同居世帯の減少
  　1980年：約50％ → 2020年：約10％未満。
  　👉 少子化・都市化・価値観の変化による減少。
• 扶養関係の変化
  　「同居で扶養」から「別居で扶養」へ移行。
  　高齢者の生活基盤は家族扶養から 公的年金・介護保険など社会保障制度 へシフトしている。

👉 国試では「単独世帯＝増加」「夫婦のみ世帯＝増加」「三世代同居＝減少」「扶養＝別居型へ」が狙われる。

⑥ 人口動態統計と国勢調査の違い

• 人口動態統計
  　出生・死亡・婚姻・離婚・死産を対象に、毎年 実施（年次・月次統計あり）。
• 国勢調査
  　人口・世帯構造を対象に、5年ごと に実施（直近は2020年）。

👉 「人口動態統計＝5年ごと」という誤答がよく出るので注意。

試験で狙われるひっかけパターン

1. 死因第3位＝脳血管疾患（✕） → 老衰
2. 平均寿命＝男性＞女性（✕） → 女性＞男性
3. 出生率＝2.0（✕） → 1.20
4. 栄養調査の実施主体＝都道府県（✕） → 厚労省
5. 栄養調査は数年ごと（✕） → 毎年11月実施
6. 高齢者単独世帯は減少（✕） → 増加中
7. 三世代世帯は増加（✕） → 減少中
8. 人口動態統計＝5年ごと（✕） → 毎年

一問一答で復習

Q1. 日本人の平均寿命（令和5年）は？
A. 男性81.09歳、女性87.13歳

Q2. 日本人の死因第3位は？
A. 老衰（12.1%）

Q3. 合計特殊出生率（令和5年）は？
A. 1.20

Q4. 国民健康・栄養調査は誰が？いつ？
A. 厚生労働省が毎年11月に実施

Q5. 高齢者単独世帯は増加？減少？
A. 増加傾向

Q6. 三世代同居世帯は増加？減少？
A. 減少傾向

Q7. 人口動態統計は何年ごとに実施？
A. 毎年

Q8. 国勢調査は何年ごと？
A. 5年ごと

過去問ピックアップ

過去問①（第101回 必修）
「国民健康・栄養調査について正しいのはどれか」
→ 正解：厚労省が毎年実施している

過去問②（第108回 必修 類題）
「国民健康・栄養調査の内容として正しいのはどれか」
→ 正解：食生活・栄養素摂取量・生活習慣を調査する

過去問③（第○回必修）
「人口動態統計は何年ごとに実施されているか」
→ 正解：毎年

まとめ：統計は最新データと動向を押さえれば得点源

• 平均寿命：男性81・女性87
• 死因トップ3：がん・心疾患・老衰
• 出生率：1.20（過去最低）
• 国民健康・栄養調査＝厚労省が毎年11月に実施
• 世帯構造＝単独・夫婦増加、三世代減少、扶養は別居型へ
• 人口動態統計＝毎年 ／ 国勢調査＝5年ごと

👉 「数字」だけでなく「増減の流れ」や「誰が？いつ？」を押さえれば、統計問題は確実に得点できます！

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