【看護師国家試験対策】これだけ覚えれば安心！「健康支援と社会保障制度」の重要数値と制度(必修編)

看護師国家試験の必修問題で、例年確実に出題されるのが「健康支援と社会保障制度」分野です。
看護分野の理解や解剖の暗記で後回しになりやすいですが、
この分野は暗記で得点しやすく、「落としてはいけない得点源」と言われています。

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第1位：介護保険制度の概要

• ポイント（5つ）
  1. サービス対象者は 65歳以上全員＋40～64歳の特定疾病患者
  2. 保険者は 市町村（または特別区）
  3. 財源は 国・都道府県・市町村・保険料の4者負担
  4. 利用者負担は原則1割、一定所得者は2割・3割
  5. 要介護認定＝一次判定＋二次判定（介護認定審査会）

第2位：保健師助産師看護師法

• ポイント（5つ）
  1. 免許は 厚生労働大臣が交付。
  2. 看護師は 業務独占資格。資格なしでは「看護師」と名乗れない。
  3. 守秘義務・正当な理由なき業務拒否の禁止が規定されている。
  4. 免許取消・停止処分は厚生労働大臣の権限。
  5. 保健師・助産師・看護師の業務範囲が条文で定義されている。

第3位：医療保険制度の概要

• ポイント（5つ）
  1. 国民皆保険を支える制度（被用者保険・国保・後期高齢者医療制度）
  2. 自己負担割合
     • 原則：3割
     • 70～74歳：原則2割（現役並み所得者は3割）
     • 75歳以上：原則1割（現役並み所得者は2割）
  3. 被用者保険の保険者＝健康保険組合・協会けんぽ
  4. 国民健康保険の保険者＝市町村や国保広域連合
  5. 財源＝保険料・公費（税金）・自己負担

第4位：国民健康・栄養調査

• ポイント（5つ）
  1. 実施は 毎年11月、厚生労働省が主管
  2. 対象＝全国から無作為抽出した世帯
  3. 調査項目＝食生活・身体状況・栄養摂取量
  4. 結果は「健康日本21」などの計画に活用
  5. 喫煙率・運動習慣・肥満度などの統計も国試で頻出

第5位：その他グループ

医療法

1. 医療提供体制を定める法律
2. 病院＝20床以上、診療所＝19床以下
3. 医療計画は都道府県が策定
4. 地域医療支援病院・特定機能病院の規定
5. 医療安全・感染防止体制の規定

世帯構造

1. 単独世帯・核家族・三世代世帯
2. 高齢者単独世帯の増加が出題されやすい
3. 高齢者世帯の所得は「公的年金」が最多
4. 出題形式は「世帯構造の変化を選ばせる」問題が多い
5. 『国民衛生の動向』統計を参考に

人口構成

1. 日本は超高齢社会（65歳以上21％以上）
2. 年少人口・生産年齢人口・老年人口の割合がよく問われる
3. 人口ピラミッドの変化も出題あり
4. 合計特殊出生率の低下が頻出
5. 最新の『国民衛生の動向』で確認

死因／死因別死亡統計

1. 日本の三大死因＝悪性新生物（がん）、心疾患、老衰（近年は第3位）、脳血管疾患（第4位）
2. 死因順位の変化が出題されやすい
3. 年齢別死因の違い（若年層＝事故・自殺、高齢者＝悪性新生物）
4. 男女で死因順位が異なる点も問われる
5. 典拠＝厚労省「人口動態統計」

平均寿命

1. 日本の男性・女性ともに世界トップクラス
2. 令和3年：男性 81.47歳、女性 87.57歳
3. 「女性＞男性」は必ず暗記する
4. 健康寿命との比較も頻出
5. 世界の平均寿命ランキングと併せて学習

まとめ：必修の得点源「健康支援と社会保障制度」攻略編

項目	内容
第114回出題数	健康支援と社会保障制度：12問（一般問題）
出題傾向	基礎看護学と並び、必修の中でも頻出かつ重要な分野
対策ポイント	出題数の安定性・配点の大きさから、最重要対策対象として位置づけられる

1. 出題の全体像

• 必修で統計数字も含めて、毎年10問前後＝全体の約2割を占める安定出題分野。
• 平均出題数：9〜12問前後（13回平均：9.9問）。
• 最多：第113回（13問） … 『国民衛生の動向』から多数出題。
• 最少：第105回・第111回（8問）。

👉 この分野は「必修で落としてはいけない鉄板領域」。

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2. 頻出テーマ（出題の柱）

安定して出題される分野は以下の5本柱：

1. 介護保険制度
2. 保健師助産師看護師法（保助看法）
3. 国民健康・栄養調査
4. 人口動態統計
5. 人口・世帯構造

その他「医療保険制度」「死因統計」「平均寿命」も定番テーマ。

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3. 学習アドバイス

• 介護保険制度・保助看法は毎年出題される鉄板テーマ。条文や制度の流れを整理しておく。
• 医療保険制度・国民健康・栄養調査も頻出。数値や仕組みを正確に覚える。
• 統計・人口動向・平均寿命は必ず最新データに更新。古い数字は失点の原因になる。
• まとめノートや表を作成して暗記効率を高め、直前期に確認できる形にする。

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