【看護師国試必修対策】保健師助産師看護師法を完全整理！②

看護師国家試験の必修問題で、毎年のように出題されるのが 「保健師助産師看護師法（通称：保助看法）」です。
この法律は、看護師・保健師・助産師の資格や業務を定めたもので、臨床現場でも欠かせない基盤知識です。

国試では「免許を交付するのは誰か？」「看護師の義務は何か？」といった形で必修問題に出題されます。暗記すれば必ず得点できるテーマなので、ここでしっかり整理しておきましょう。

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保助看法が必修で出題される理由

「健康支援と社会保障制度」分野の中でも、保助看法は鉄板テーマです。
過去10年間でほぼ毎年出題されており、必修問題の得点源といっても過言ではありません。

理由はシンプルで、保助看法が 看護師の資格・義務・業務範囲を定める法律 だからです。看護師の基本を問う国家試験で、出題しないわけがないのです。

保助看法：5つの必修ポイント

① 免許の交付と登録

• 看護師免許は 厚生労働大臣が交付します。
• 名簿に登録されることで資格が有効化されます。
  👉 「都道府県知事が交付」とのひっかけに注意！

② 業務独占資格

• 看護師は 業務独占資格です。
• 資格を持たない者は「看護師」と名乗ることも業務を行うこともできません。
  👉 「名称独占資格」と混同しやすいので要注意です。

③ 看護師の義務

• 守秘義務（業務上知り得た秘密は漏らしてはいけない）
• 正当な理由のない業務拒否の禁止（患者が危険にさらされる場合など）
• 常に資質の向上に努める義務

④ 免許の取消・停止

• 心身の障害、不正や品位を欠く行為などがあった場合は、厚生労働大臣が免許を取り消したり停止することができます。
• 実務能力が著しく欠ける場合も対象となります。

⑤ 業務範囲

• 看護師の業務は 「療養上の世話」と「診療の補助」 です。

• • 保健師は地域住民の健康保持増進、助産師は妊産婦への助産・保健指導と区別されます。
👉 「看護師＝診療の補助のみ」とするひっかけに注意！

試験で狙われるひっかけパターン

1. 看護師免許の交付＝都道府県知事（✕） → 厚生労働大臣が正解
2. 看護師は名称独占資格である（✕） → 業務独占資格
3. 看護師には守秘義務がない（✕） → 守秘義務あり
4. 業務拒否は自由である（✕） → 正当な理由なき拒否は禁止
5. 看護師の業務＝診療の補助のみ（✕） → 療養上の世話＋診療の補助

👉 保助看法は条文知識が問われるため、細かい言葉の違いに注意しましょう。

一問一答で復習

Q1. 看護師免許を交付するのは誰？
A. 厚生労働大臣

Q2. 看護師は業務独占資格か、名称独占資格か？
A. 業務独占資格

Q3. 看護師に課される義務は何？
A. 守秘義務、正当な理由なき業務拒否の禁止 など

Q4. 看護師の業務は何と何？
A. 療養上の世話と診療の補助

Q5. 看護師免許が取り消されるケースは？
A. 心身の障害、不正や品位を欠く行為など

過去問ピックアップ

過去問①（必修）
「看護師免許を交付するのは誰か？」
→ 正解：厚生労働大臣

過去問②（必修）
「看護師は名称独占資格である。正しいか？」
→ 正解：誤り（正しくは業務独占資格）

過去問③（必修）
「看護師の業務範囲に含まれるのはどれか？」
→ 正解：療養上の世話

まとめ：保健師助産師看護師法は必修の得点源

「看護師国家試験」では、保健師助産師看護師法（保助看法）は毎年のように出題されています。

• 免許の交付＝厚生労働大臣
• 看護師は業務独占資格
• 守秘義務と業務拒否禁止
• 業務範囲＝療養上の世話＋診療の補助
• 免許の取消・停止の規定あり

👉 この5本柱を確実に押さえれば、必修対策は万全です。
条文をそのまま問うシンプルな問題が多いため、暗記で確実に得点できます。

「保助看法＝得点源」と覚えて、必修での取りこぼしゼロを目指しましょう！

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