【問題1:Leopold触診法】
Leopold(レオポルド)触診法を用いた診察について正しいのはどれか。
選択肢1:第1段構えでは、胎児の背中がどちらにあるかを判断する。
選択肢2:第2段構えでは、子宮底にある胎児の部分(胎位)を判断する。
選択肢3:第3段構えでは、胎児先進部の骨盤内への進入の有無を確認する。
選択肢4:第4段構えでは、胎児の推定体重を測定する。
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正解:選択肢3
【解説】
選択肢1:第1段構えの目的 × 不正解。
第1段構えは、子宮底の高さや形を診て、子宮底にあるのが頭か骨盤端かを判断します。背中が左右どちらにあるか(胎向)を診るのは第2段構えです。
選択肢2:第2段構えの目的 × 不正解。
第2段構えは、子宮の両側を触知して、胎児の背中がどちらにあるか(胎向)を確認します。
選択肢3:第3段構えの目的 ○ 正解。
第3段構えは、恥骨結合の上を親指と他の指で把握し、先進部の移動性を確認することで、胎児下降部、可動性、浮球感、胎勢などを確認する。
選択肢4:第4段構えの目的 × 不正解。
第4段構えは、先進部が骨盤内にどれくらい深く入っているか(嵌入度)を確認します。触診法で体重の測定はできません。
【問題2:妊婦健康診査】
正常に経過している妊娠30週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるのはどれか。
選択肢1:4週後
選択肢2:3週後
選択肢3:2週後
選択肢4:1週後
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正解:選択肢3
【解説】
選択肢1:4週後 × 不正解。
4週ごとの健診は、妊娠初期から妊娠23週までです。
選択肢2:3週後 × 不正解。
通常のスケジュールに3週ごとの設定はありません。
選択肢3:2週後 ○ 正解。
妊娠24週から35週までは、2週間に1回の受診が推奨されています。したがって30週の次は2週後の32週となります。
選択肢4:1週後 × 不正解。
1週ごとの健診になるのは、妊娠36週以降です。
【問題3:新生児の体重減少】
出生体重3,000gの新生児。日齢3の体重は2,880gである。このときの体重減少率を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入すること。
選択肢1:3.0
選択肢2:4.0
選択肢3:5.2
選択肢4:6.0
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正解:選択肢2
【解説】
選択肢2:4.0 ○ 正解。
生理的体重減少率の計算式は、(出生時体重 - 現在の体重)÷ 出生時体重 × 100 です。
(3000 – 2880) ÷ 3000 × 100
= 120 ÷ 3000 × 100
= 0.04 × 100
= 4.0(%)
生理的体重減少は生後3〜5日頃にピークとなり、減少率は通常4〜10%の範囲内がほとんどである。
【問題4:閉経の定義】
閉経の判定について正しいのはどれか。
選択肢1:45歳を過ぎて月経が停止した状態をいう。
選択肢2:月経が12か月以上みられない時点で判定する。
選択肢3:卵胞刺激ホルモン〈FSH〉値の低下で確認する。
選択肢4:外科的に子宮を摘出した場合も閉経と呼ぶ。
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正解:選択肢2
【解説】
選択肢1:年齢による定義 × 不正解。
年齢だけで閉経とは判断しません。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが個人差があります。
選択肢2:12か月の停止 ○ 正解。
閉経とは、卵巣機能の消失による永久的な月経停止を指し、回顧的に「月経が12か月(1年)来なかった時」に、1年前の最後の月経をもって閉経と判定します。
選択肢3:ホルモン値 × 不正解。
閉経周辺期では、卵巣機能の低下によりエストロゲンが低下し、フィードバック機構でFSH(卵胞刺激ホルモン)は著しく上昇します。低下ではありません。ホルモン値「FSH(卵胞刺激ホルモン)値40mIU/mL 以上かつE2 値20pg/mL以下」
選択肢4:外科的閉経 × 不正解。
子宮摘出のみでは卵巣機能は残ることがあり、一般に“閉経”は卵巣機能消失を指す。卵巣摘出などで卵巣機能が失われた場合は外科的閉経といいます。
【問題5:分娩機転(開始)】
正常な胎児の分娩機転において、骨盤入口部へ進入する際の姿勢(第1回旋)で正しいのはどれか。
選択肢1:胎児は顎を胸につけるように屈曲する。
選択肢2:胎児は顎を上げて反屈する。
選択肢3:胎児の顔は母体の腹側を向いている。
選択肢4:大泉門が先進する。
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正解:選択肢1
【解説】
選択肢1:屈曲(第1回旋) ○ 正解。
分娩開始時、胎児は産道を通りやすくするために顎を胸に引きつけ、頭を小さく丸める「屈曲」を行います。これを第1回旋と呼びます。
選択肢2:反屈 × 不正解。
反屈(顎を上げる)は、顔位などの異常回旋で見られる姿勢、または娩出時(第3回旋)の動きです。
選択肢3:顔の向き × 不正解。
骨盤入口部では、胎児の背中は母体の側方(横向き)または斜め前方を向いています。
選択肢4:先進部 × 不正解。
屈曲することで、大泉門よりも後方にある「小泉門」が先進部となり、より小さい円周で骨盤に入ろうとします。(大泉門と小泉門は同じ高さになることが多い。)
【問題6:分娩機転(回旋)】
正常な胎児の分娩機転において、骨盤内での回旋(第2回旋)で正しいのはどれか。
選択肢1:胎児の顔が母体の腹側を向くように回旋する。
選択肢2:胎児の後頭部が母体の恥骨結合(前方)に向かって回旋する。
選択肢3:胎児の背中が母体の背側に向かって回旋する。
選択肢4:肩が骨盤の横径に一致するように回旋する。
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正解:選択肢2
【解説】
選択肢1:顔の向き × 不正解。
顔が母体の腹側を向くのは、分娩完了に近い段階、あるいは回旋異常です。第2回旋では顔は母体の仙骨側(背中側)を向きます。
選択肢2:内回旋(第2回旋) ○ 正解。
骨盤腔内で、胎児は先進する後頭部を母体の前方(恥骨結合側)へ向けるように回転します。これを第2回旋(内回旋)と呼びます。
選択肢3:背中の向き × 不正解。
第2回旋によって背中は母体の側方から前方へ移動しなくなりますが、完全に背側へ向くわけではありません。
選択肢4:肩の向き × 不正解。
これは第4回旋に関連する動きです。
【問題7:胎児心拍数陣痛図】
妊娠38週の妊婦の胎児心拍数陣痛図(NST)において、正常(reassuring)と判断される所見はどれか。
選択肢1:胎児心拍数基線が190bpmである。
選択肢2:胎児心拍数基線細変動が消失している。
選択肢3:一過性頻脈(アクセレレーション)を認める。
選択肢4:遅発一過性徐脈(レイトディセレレーション)を認める。
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正解:選択肢3
【解説】
選択肢1:基線頻脈 × 不正解。
正常な基線は110~160bpmです。190bpmは頻脈です。
選択肢2:細変動消失 × 不正解。
基線細変動は、胎児の元気さを示す重要な指標であり、中等度(6~25bpmの振れ幅)あるのが正常です。消失は危険なサインです。
選択肢3:一過性頻脈 ○ 正解。
胎動に伴って一時的に心拍数が上昇する一過性頻脈は、胎児の自律神経が正常に機能している証拠であり、健全(reassuring)な所見です。
選択肢4:遅発一過性徐脈 × 不正解。
遅発一過性徐脈(late deceleration)は胎盤機能不全や胎児機能不全を示唆する異常波形です。
【問題8:受精と着床】
受精から着床までの過程について正しいのはどれか。
選択肢1:受精は通常、子宮内腔で行われる。
選択肢2:受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ移動する。
選択肢3:受精から着床完了まで約24時間である。
選択肢4:着床は排卵前の増殖期内膜に起こる。
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正解:選択肢2
【解説】
選択肢1:受精場所 × 不正解。
受精は通常、卵管膨大部で行われます。
選択肢2:卵割と移動 ○ 正解。
受精卵は卵管の中で「卵割(細胞分裂)」を繰り返しながら子宮へと運ばれ、受精後4〜5日頃に子宮内腔に到達して胚盤胞となります。
選択肢3:期間 × 不正解。
受精後約6〜7日で着床を開始し、完了するまでにはさらに数日(10〜12日ほど)かかります。24時間ではありません。
選択肢4:内膜の状態 × 不正解。
着床は、排卵後の「分泌期」にある子宮内膜で起こります。
【問題9:性周期】
正常な性周期におけるホルモンと身体変化の関係で正しいのはどれか。
選択肢1:卵胞期には基礎体温が高温相になる。
選択肢2:排卵の直前に黄体形成ホルモン〈LH〉が急激に分泌される。
選択肢3:黄体期にはエストロゲンのみが分泌される。
選択肢4:月経期には子宮内膜が最も厚くなる。
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正解:選択肢2
【解説】
選択肢1:卵胞期の体温 × 不正解。
卵胞期は低温相です。高温相になるのは排卵後の黄体期です。
選択肢2:LHサージ ○ 正解。
下垂体前葉から黄体形成ホルモン(LH)が大量に放出される「LHサージ」が起こることで、その約24〜36時間後に排卵が誘発されます。
選択肢3:黄体期のホルモン × 不正解。
黄体期には、黄体からプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の両方が分泌されます。
選択肢4:月経期の内膜 × 不正解。
月経期は機能層が剥がれ落ちる時期であり、内膜は薄くなります。最も厚くなるのは分泌期(黄体期)です。
【問題10:女性ホルモン】
プロゲステロン(黄体ホルモン)の作用として正しいのはどれか。
選択肢1:基礎体温を上昇させる。
選択肢2:子宮頸管粘液の分泌を増加させる。
選択肢3:乳腺の発育を抑制する。
選択肢4:子宮筋の収縮を促進する。
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正解:選択肢1
【解説】
選択肢1:体温上昇作用 ○ 正解。
プロゲステロンには体温中枢に働きかけて基礎体温を上げる作用があります。これにより排卵後の黄体期は高温相になります。
選択肢2:頸管粘液 × 不正解。
粘液を増やして精子を通りやすくするのはエストロゲンの作用です。プロゲステロンは粘液を粘稠(ネバネバ)にして精子の侵入を防ぎます。
選択肢3:乳腺 × 不正解。
プロゲステロンは乳腺の発育を促し、乳房の緊満感などを引き起こします。
選択肢4:子宮筋 × 不正解。
プロゲステロンは妊娠を維持するために、子宮筋の収縮を抑制(静める)する作用があります。
【問題11:前期破水】
前期破水の定義として正しいのはどれか。
選択肢1:妊娠37週未満での破水。
選択肢2:分娩開始前(陣痛開始前)の破水。
選択肢3:子宮口全開大前の破水。
選択肢4:子宮口全開大後の破水。
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正解:選択肢2
【解説】
選択肢1:週数による定義 × 不正解。
37週未満での破水は「早産期の破水(preterm PROM)」と呼びますが、前期破水の定義自体は時期を問いません。
選択肢2:前期破水の定義 ○ 正解。
前期破水(PROM)とは、陣痛が始まって分娩が開始するよりも前に卵膜が破れて羊水が流出することを指します。
選択肢3:早期破水 × 不正解。
分娩開始後から子宮口全開大までの間に破水することは「早期破水」と呼びます。
選択肢4:適時破水 × 不正解。
子宮口が全開大した頃に破水するのが、最も理想的な「適時破水」です。
【問題12:早期破水】
早期破水について正しいのはどれか。
選択肢1:陣痛開始前に破水したものである。
選択肢2:分娩開始後、子宮口全開大前に破水したものである。
選択肢3:子宮口全開大と同時に破水したものである。
選択肢4:胎児娩出直後に破水したものである。
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正解:選択肢2
【解説】
選択肢1:前期破水 × 不正解。
陣痛開始前は前期破水です。
選択肢2:早期破水の定義 ○ 正解。
早期破水とは、分娩が開始(陣痛発来)してから、子宮口が全開大になるまでの間に破水することを指します。
選択肢3:適時破水 × 不正解。
全開大の頃の破水は適時破水です。
選択肢4:遅滞破水 × 不正解。
全開大しても破水せず、卵膜を被ったまま娩出されるようなケースなどを指す場合もありますが、通常は人工破膜を行います。
【問題13:母性保護と法律】
働く女性が妊婦健康診査を受診するための時間を確保することを、事業主に義務付けている法律はどれか。
選択肢1:母体保護法
選択肢2:母子保健法
選択肢3:労働基準法
選択肢4:雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法)
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正解:選択肢4
【解説】
選択肢1:母体保護法 × 不正解。
不妊手術や人工妊娠中絶、受胎調節指導などを定めた法律です。
選択肢2:母子保健法 × 不正解。
母子健康手帳の交付や乳幼児健診などを定めた法律です。
選択肢3:労働基準法 × 不正解。
産前産後休業や妊産婦の危険有害業務の制限などを定めていますが、健診時間の確保は規定していません。
選択肢4:男女雇用機会均等法 ○ 正解。
男女雇用機会均等法(第12条)において、事業主は女性労働者が妊婦健診などを受けるために必要な時間を確保しなければならないと規定されています。
【問題14:産褥の経過】
産褥2日の褥婦の観察項目で、経過が順調と判断できるのはどれか。2つ選べ。
選択肢1:悪露が赤色である。
選択肢2:子宮底が臍高(おへその高さ)にある。
選択肢3:子宮が硬く触れる。
選択肢4:脈拍が100回/分以上である。
選択肢5:乳汁分泌が全くない。
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正解:選択肢1、選択肢3
【解説】
選択肢1:赤色悪露 ○ 正解。
産褥1〜3日頃までは、悪露は赤色(血性)であるのが正常です。
選択肢2:子宮底の高さ × 不正解。
分娩直後は臍下2〜3横指、分娩後12時間で臍高に戻りますが、産褥2日目であれば、子宮底は臍下1〜2横指程度まで下降しているのが順調な経過です。
選択肢3:子宮の硬度 ○ 正解。
子宮の収縮が良いと、子宮は硬く触れます(硬球様)。これは順調に回復しているサイン(子宮復古良好)です。
選択肢4:脈拍 × 不正解。
産褥期は循環血液量が戻る過程で徐脈傾向になるのが通常です。頻脈は出血や感染の兆候の可能性があります。
選択肢5:乳汁 × 不正解。
初乳は産後早期から分泌され、2〜3日頃に分泌量が増えてきます(乳汁来潮)。全くないことが順調の指標ではありません。
【問題15:子宮復古の状況設定】
(状況設定)
Aさん(28歳、初産婦)は、妊娠39週5日で3,100gの男児を正常分娩した。分娩経過に異常はなく、母児同室を開始している。現在、産褥4日目である。Aさんは「お腹が時々痛みますが、赤ちゃんにおっぱいをあげると特に痛くなります」と話している。バイタルサインは体温36.8℃、脈拍68/分、血圧118/74mmHg。
(問題)
看護師が行うAさんの身体診察(観察)の結果で、順調な回復と判断できるのはどれか。
選択肢1:子宮底の位置が臍上1横指である。
選択肢2:子宮底が柔らかく触れる。
選択肢3:悪露が褐色である。
選択肢4:悪露に悪臭がある。
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正解:選択肢3
【解説】
選択肢1:子宮底の高さ × 不正解。
子宮底は1日に概ね1横指ずつ下降します。産褥4日目であれば、通常は臍下3横指〜臍と恥骨結合の中間程度まで下降します。臍上にある場合は復古不全や尿貯留などを疑います。
選択肢2:子宮の硬さ × 不正解。
順調に収縮していれば、子宮は硬く触れます。柔らかい場合は収縮不全(弛緩)を疑います。
選択肢3:悪露の色 ○ 正解。
悪露は産後3日目までは赤色ですが、産褥4日目頃から褐色(漿液性混じり)へと変化していきます。順調な経過です。
選択肢4:悪露の臭い × 不正解。
悪臭がある場合は、子宮内感染などを疑う異常所見です。通常は特異な生臭さ(血の臭い)程度です。
【問題16:産褥の異常】
(状況設定)
Aさん(34歳、経産婦)は、昨日3,600gの児を正常分娩した。産褥1日目の午後、Aさんは「悪露が多くてナプキンから漏れてしまいました」とナースコールをした。看護師が訪室して確認すると、凝血塊を含む多量の赤色悪露がみられ、子宮底は臍上2横指で柔らかく触れた。帰室後の排尿は済ませている。体温37.0℃、脈拍88/分、血圧110/60mmHg。
(問題)
Aさんの状態で最も考えられるのはどれか。
選択肢1:弛緩出血
選択肢2:産褥熱
選択肢3:尿閉
選択肢4:深部静脈血栓症
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正解:選択肢1
【解説】
選択肢1:弛緩出血 ○ 正解。
子宮底が高い(臍上)、子宮が柔らかい(収縮不良)、凝血塊を含む多量の出血があるという所見は、子宮筋の収縮不全による「弛緩出血」を示しています。
選択肢2:産褥熱 × 不正解。
産褥熱は、産後24時間を除く産後10日以内に、38℃以上の発熱が2日(2回)以上みられる状態をいいます。現時点で熱はありません。
選択肢3:尿閉 × 不正解。
排尿は済ませており、膀胱充満による子宮底上昇ではないと考えられます。
選択肢4:血栓症 × 不正解。
下肢の疼痛や浮腫などの所見が記載されておらず、出血が主訴であるため否定的です。
【問題17:分娩進行の判断】
(状況設定)
(状況設定) Aさん(26歳、初産婦)は、妊娠40週2日で陣痛が発来し入院した。その後、順調に分娩が進行し、午後3時15分に3,100gの男児を正常分娩した。現在、午後3時30分である。Aさんは軽い後陣痛を訴えているが、出血量は少量であり、胎盤はまだ娩出されていない。
(問題)
現時点でのAさんの分娩の進行段階として正しいのはどれか。
選択肢1:分娩第1期
選択肢2:分娩第2期
選択肢3:分娩第3期
選択肢4:分娩第4期
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正解:選択肢3
【解説】
選択肢1:分娩第1期 × 不正解。
分娩第1期(開口期)は、分娩開始(規則的な陣痛発来)から子宮口が全開大するまでの期間を指します。Aさんは既に児を娩出しているため、この時期は過ぎています。
選択肢2:分娩第2期 × 不正解。
分娩第2期(娩出期)は、子宮口全開大から胎児が娩出されるまでの期間を指します。Aさんは午後3時15分に児の娩出を終えています。
選択肢3:分娩第3期 ○ 正解。
分娩第3期(後産期)は、胎児娩出から胎盤娩出完了までの期間を指します。現在は児娩出後で、かつ胎盤がまだ娩出されていないため、第3期にあたります。
選択肢4:分娩第4期 × 不正解。
分娩第4期は、胎盤娩出後から分娩後2時間までの期間を指します(厳密な医学用語としては定義されないこともありますが、臨床や看護では分娩直後の観察期間として扱われます)。まだ胎盤が出ていないため、第4期ではありません。
【問題18:分娩経過の評価】
(状況設定)
Aさん(32歳、初産婦)。妊娠39週0日。午前3時に規則的な陣痛が開始して入院。同日午後2時に子宮口が全開大し、午後4時に3,000gの女児を分娩した。午後4時15分に胎盤が娩出された。分娩時出血量は300mL。会陰裂傷は第1度であった。
(問題)
Aさんの分娩経過のアセスメントで正しいのはどれか。
選択肢1:分娩所要時間は13時間15分である。
選択肢2:早期破水であった。
選択肢3:遷延分娩である。
選択肢4:分娩時出血量は多量である。
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正解:選択肢1
【解説】
選択肢1:所要時間の計算 ○ 正解。
分娩所要時間は「規則的な陣痛開始(午前3時)」から「胎盤娩出(午後4時15分)」までの時間です。
3:00〜16:15 = 13時間15分 となります。
選択肢2:破水時期 × 不正解。
破水の時期に関する記載がないため判断できません。
選択肢3:遷延分娩 × 不正解。
初産婦の遷延分娩は、陣痛周期が10分以内になってから分娩終了までが30時間を超えた場合を指します。13時間は正常範囲(平均12〜15時間程度)です。(産科婦人科用語集・用語解説集により)
選択肢4:出血量 × 不正解。
正常分娩の出血量は500mL未満です。300mLは正常範囲内です。
【問題19:分娩時間の計算】
(状況設定)
Aさん(25歳、初産婦)。妊娠40週で陣痛発来。以下の経過で分娩に至った。
5月10日 05:00 10分間隔の陣痛開始(入院)
5月10日 18:00 子宮口全開大
5月10日 19:30 3200gの児を娩出
5月10日 19:45 胎盤娩出
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(問題)
Aさんの分娩所要時間はどれか。
選択肢1:13時間00分
選択肢2:14時間30分
選択肢3:14時間45分
選択肢4:15時間45分
正解:選択肢3
【解説】
選択肢3:14時間45分 ○ 正解。
分娩所要時間は「陣痛開始(05:00)」から「胎盤娩出(19:45)」までの時間です。
05:00から19:45までは、14時間45分です。
分娩第1期:05:00〜18:00(13時間)
分娩第2期:18:00〜19:30(1時間30分)
分娩第3期:19:30〜19:45(15分)
合計:14時間45分
【問題20:妊娠中の活動】
(状況設定)
Aさん(35歳、初産婦)は妊娠24週の妊婦健康診査を受診した。経過は順調であり、早産の兆候や合併症はない。Aさんは「最近運動不足で体重が増えすぎてしまいました。妊娠前はジムに通っていましたが、今は何か運動をしても良いでしょうか」と看護師に相談した。
(問題)
Aさんへの助言として最も適切なのはどれか。
選択肢1:「お腹が張っても運動を続けて大丈夫です」
選択肢2:「転倒の危険があるので運動は控えましょう」
選択肢3:「気分転換にウォーキングなどの有酸素運動が良いですよ」
選択肢4:「体重を減らすために食事制限を厳しくしましょう」
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正解:選択肢3
【解説】
選択肢1:お腹の張り × 不正解。
運動中にお腹の張りや痛みを感じた場合は、直ちに中止して休息をとる必要があります。
選択肢2:運動禁止 × 不正解。
経過が順調な場合、適度な運動は体重管理や体力維持、気分転換に推奨されます。過度な安静は必要ありません。
選択肢3:有酸素運動 ○ 正解。
日本臨床スポーツ医学会などの提言でも、正常経過の妊婦にはウォーキング、水泳、マタニティヨガなどの「有酸素運動」が推奨されています。
選択肢4:厳しい食事制限 × 不正解。
妊娠中に体重を「減らす」ことは推奨されません。適切な体重増加を目指してバランスの良い食事を摂ることが重要です。
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